大人のためのクリスマスプレゼント
12月24日。雪は降っていないけど、冷たい空気が町を覆っているクリスマスイブの夜、トムはリビングのソファに座り、息子アレックスのためのプレゼントを丁寧に包んでいた。
部屋は暖炉の柔らかな光で照らされ、クリスマスツリーの飾りがキラキラと輝いている。妻のエマは隣のダイニングで猫のガーフィールドを撫でながら、トムの作業を微笑ましく見守っていた。
トムは(手伝ってほしいんだけどな・・・)そう思っていたが、
それはやはりおくびにも出せなかった。
時計の針が23時を指す頃、突然玄関の