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PCオーディオの今と昔
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WinとMac
![](https://assets.st-note.com/img/1683014161402-dnIbn2PIEP.jpg?width=1200)
私の拙い記事をご覧いただき、ありがとうございます。
自分の体験から得た知識を皆さんにお伝えすることで、少しでも良いオーディオライフを送っていただきたい。
そんな思いでNOTEを始めました。
(私の中でのオーディオとはAV機器全般を含めております)
前回の最後に次はDACの記事を書きますとお伝えしておりましたが、
その前にPCオーディオの環境に関してお話しさせてください。
※録音動画の完成に少し手間取っておりまして・・・。
※この記事が公開される頃には、今までの記事のイラストを全面刷新しております。よろしければそちらも楽しんでください。
皆さんはPCオーディオの再生環境に何をお使いでしょうか?
Windows?Mac?Linux?
はたまたネットワークプレイヤーを使っていて、PCは使わない?
色々な選択肢がありますが、今回はWin・Macを使ったお話です。
※再生ソフトに関しては「Audirvana 3.5」になります。
私がPCオーディオを始めたころは、
OSによる音の違いに関してはさほど言及されていませんでした。
※2010年ぐらいですかね。
その後、USBDACが普及し始めてからは何故かMacの方が音が良いという噂が流れ出しました。
スタジオ環境にMacが多く使われていたことが発端のようですが、
真偽を確かめるには難しい状況でした。
※自分で確かめようにも業務用の機材は高価な上、販売ルートが今ほど広くない
※Mac自体も高価
※ネット環境も普及し始めの時期で、情報が今ほど集めやすくはなかった
そんな噂がずっと気になっていたので、
社会人となりボーナスが入った2012年夏に初めてMacMiniを購入しました。
本当はMacProが欲しかったのですが、予算不足で買えず・・・。
当時、音が良いと評判のAmaraというソフトを入れたかったのですが、
こちらも高価(当時¥28,000程度)なため断念。
変わりにBitPerfectとい¥850のソフトを導入。
で、いざWinとMacの比較です。
Winはfoobar2000を使っていたのですが、
それと比べると確かにMacの方が音が良い。
どいう理屈かは分かりませんが結果はMacの圧勝。
そこから、PCオーディオはMacというのが私の中でも定説になりました。
「Audirvana」が登場してからは、それがより顕著になりましたね。
状況の変化
![](https://assets.st-note.com/img/1683014214465-1cmcExHbIZ.jpg?width=1200)
そんな生活が10年弱続きましたが、2018年6月に異変が起こります。
Macオンリーだった「Audirvana」がWin10に対応したのです。
ここから流れが変わったと思います。
当初はWin10に最適化が出来ていなかったのか、
Mac(その頃の再生機はMacBookPro)の方が音は良かったです。
しかし、「Audirvana Studio」が出始めたころからWindowsの音が大分よくなってきました。
そして、たまたま手に入れた古いWindwosノートにAudirvanaを遊びで入れてみたところ・・・。
「あれ?」という状況に。
※当時、デスクトップよりノートの方が電気的に有利という情報があったので試してみました。
慌ててメインPCのWinデスクトップにソフトをインストール。
・・・「うん、Macより音がいいわ」という事態に。
いや~、この時は焦りましたね。
「PCオーディオはMacの方が音が良い」という自分の中の定説が覆った瞬間でした。
再考察
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良いPCオーディオに関する条件や環境について現状の考察をお伝えします。
スペックが高い方が音が良い?
これに関しては、半分正解で半分不正解だと私は考えています。
確かにある程度のスペックは音に影響します。
例えば、Corei5の2コア(8世代より前のモデル)と4コア(8世代以降)のパソコンでは、後者の方が有利な場合が多いです。
※電源やメモリ、ビデオカード搭載の有無も関わるので、あくまでも参考。
PCオーディオ的には、メモリ8GB以上あれば特に問題はないでしょう。
不正解の理由としては、手持ちのCorei7(4コアモデルのノートパソコン)とRyzen7(8コアモデルのデスクトップ)では前者の方が音が良いからです。
メモリはノートが16GB、デスクトップは32GBです。
デスクトップにはRadeonX5500が搭載されています。
電源は両方ともオーディオ用のタップから供給しています。
原因は内部のノイズや振動の差にあると私は考えています。
ノートはグラフィックはオンボード、デスクトップは別にカードを積んでいます。
OSは両方ともM.2のSSDですが、デスクトップには4台のHDDが搭載されています。(それとBDドライブも積んでいます。)
この辺が音に悪影響を与えていると思われます。
※やはりバッテリー駆動の方がSNには有利ですね。
※音の優劣に関してですが、両者に大きな差はありませんでした。
比較すればという程度だとご認識ください。
有線より無線の方が音が良い?
これに関しては非常に答えが難しいです。
個々の環境や繋ぐ物によって答えが変わってくるためです。
私の事例でお伝えすると、USBでDACを繋ぐより無線でどうにかした方が音が良い。(この方法に関しては別記事で取り上げます)
ネットワークに関しては、無線より有線の方が好みの音がします。
※こちらに関しては、SNの高い澄んだ音が好きな方は無線。
少しSNが悪くても雰囲気や温かみのある音が好きな方は有線。
これぐらいの違いしかありませんでした。
DDCは必要ない?
昔はUSB端子がない機器もあったので、
USBから同軸や光に変換するDDC製品が注目されていました。
しかし、USB接続が当たり前になった現代では殆ど注目されなくなりました。
上記でもお伝えしましたが、基本的にUSB端子はあまり音に良い規格ではないので直接繋ぐのは良くないと私は考えています。
(USBケーブルに関しては、¥30,000クラスの製品を使ってもノイズの影響を払拭できませんでした)
少し無駄なようにも感じますが、DDCを使って同軸や光端子でDACに接続することを提案いたします。
しかし、私のようにあまりハイレゾ等に拘りがないことが条件になります。
同軸や光は通せるハイレゾの上限が低いので。
もう一つの注意点としては、同軸や光端子がUSBよりも音が悪くなる機器も存在します。
そのため、いきなり高額なDDCを購入するのではなく、
リーズナブルな中華製品などで試してみることをおすすめいたします。
もしくは周りの機材を確認して、同軸や光出力があれば試してみるのもおすすめです。
※端子に差がなければ、¥10,000程度のDDCでも効果が出ると思います。
【参考製品】
同軸や光ケーブルに関しても別記事で扱う予定です。
最後に
今回の記事は私としても直近で気づいて整理したものです。
オーディオ歴に関係なくお役に立つかと思い紹介しました。
細かい物を上げればもう少し記事が書けるのですが、
かなり長くなったので上記3点にまとめました。
ご興味があれば試していただければと存じます。
さあ、次回こそは音源を使ったDACの記事を書きたいと思います。
引き続き、お楽しみいただけますと幸いです。
それでは、次回の記事もよろしくお願いいたします。
![](https://assets.st-note.com/img/1683036749751-efSdD2eV9J.jpg?width=1200)
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