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【イベントレポート】ビジネス合宿2024

北海道安平町を舞台に、新しい暮らしや働き方、事業創出といった価値を生み出す、チャレンジをする仲間を、発掘・育成・選考するプログラム、「Fanfare あびら起業家カレッジ」

8月より本エントリーを開始しまして、応募いただいた方々には11月16日(土)-17日(日)に開催しました「ビジネス合宿」にご参加いただきました。
ここでは自身の考えているビジネスプランをメンターの方々にスパーリングしていただき、より実現可能なものにブラッシュアップさせていく合宿です。

1日目『メンターの方と1対1スパーリングセッション』

10:30- オープニングセッション

ここではFanfare運営事務局代表五十嵐の挨拶と事務局メンバーの紹介からスタート。続いて今回メンターをしてくださる各ゲストから自己紹介を行いました。毎年「このメンバー達と1対1で話せる機会なのに無料で大丈夫?」と心配されるぐらい1日に集めるのが大変な方々にお越しいただいております。

Fanfare運営事務局代表五十嵐の挨拶から始まり
メンターの方に自己紹介を頂きました。
白老や八雲から駆けつけたメンターたち
商工会理事の中村さんにもご参加いただきました。

11:00- 応募者プレゼンテーション

スパーリングセッションの前にまずは応募者からのプレゼンテーションを全員で聞きます。メンターの方もここでどんな話をするかの方向性を決めたり、質疑応答で問いを深めたりと、真剣に一人一人と向き合う姿勢が垣間見えました。

最初のプレゼン
メンターの方が気になるポイントを質問していきます。

12:10- ランチ+トークセッション

一旦ここでお昼休憩を挟みます。1日目のお昼は安平地区にあります「いんくる食堂」さんのお弁当を用意しました。こちらは昨年本エントリーに応募し、Fanfareの採択とはなりませんでしたが、現在は安平町に移住された梅本さんが配達してくれました。Fanfareを通じて安平町でお仕事されている姿を実際に見ると事務局としては嬉しい気持ちになります。

またランチを食べながら聞くことのできるトークセッションも行いました。

トークセッション『これからの安平町 世代を越えた挑戦を育む』
登壇者
安平町教育委員会教育庁 井内聖さん
Foundingbase CCO 山本賢司さん
株式会社大人 代表 五十嵐慎一郎
◯司会
Fanfare プログラムディレクター小町谷健彦

教育委員会、地域活動団体、Fanfare事務局メンバーが参加し、前向​​きな議論が活発に行われました

13:10- スパーリングセッション

この日の本命と言っても過言ではない、メンターと応募者が1対1で存分に事業について殴り合っていただくお時間です。全部で9個あるテーブルを25分間隔で回っていただき、テーブルのメンターと対談します。

「安平町でやる意味とは」「3年後、協力隊の任期を終えても自走できるプランを立てられているか」など新たなアイデアも加えながら事業の具体性を見つめ直す時間となりました。

今回は初めての試みとして事務局メンバーである中村が参加者として
「来年度以降のFanfareプログラムについて」をテーマにメンターにお話を伺ってきました!

地域でコミュニティづくりをされている赤井さん、水野さんは
安平町にはたくさんの魅力があるけど、まだまだ外には伝わりきっていないから「安平町ってなんだか面白そう!」と思えるようなきっかけづくりをしてみたらどうかというお話を聞きました。
地域を好きになるきっかけのひとつに「ヒト」が理由になりやすいので
安平町民を巻き込んで、町にこんな素敵な人がいることを伝えれればいいねと言ってくださいました。

安平町目線から見たFanfareは町にとっても良い影響を与えていると山本さんが話してくださいました。十数人の地域おこし協力隊がいる中でFanfareから採択された方達は頑張りの熱量が大きいと。具体的な数字についても話ができるので事業に将来性を感じる。
また町としても町の課題を考えさせる機会を与えているのが町にとっての価値になっているので貴重なプログラムですということを伝えてくれました。

今年から安平町教育委員会の教育長になられた井内さんは「移住」と「起業」の両方のワードにヒットする母数は年々減っているのではないかとプログラムを継続する難しさを語ってくれました。少子化で人口が減ってる昨今、15年後には高校生の数が今の4割減ってしまうと。その中で移住起業人材を探し出すのは難しくなっていくのでプログラムとしてのアップデートも検討し続けていかないといけない課題も見えました。

その他にもメンターの皆様からアドバイス頂きました。また来年度の動きに向けてブラッシュアップしていければと思います。
メンターの皆様ありがとうございました!

18:15- クロージング、懇親会へ

その後は明日のプログラムについて全体説明をしたのち、懇親会会場へと移りました。メンターの皆さんは1日目で終了のためこの夜の時間に交流を深めました。1日目はインプットがとても多く、参加者も疲れていたと思いますが美味しい食事とお酒を片手に共に楽しむことができました。

2日目『中間発表』

10:00- 町長挨拶

2日目の朝は町長の挨拶からスタートしました。町長も前日までは北海道を離れていたそうで、多忙な中での挨拶を賜りました。

10:10- スパーリングセッション

昨日とテーブル数は減り、新たにメンターに北海道銀行支店長山内さんと安平町商工会議所糸屋さんに入って頂き、3テーブルを回って頂きました。
午後からはこの二日間でアップデートした事業プランをプレゼンしていただく中間発表があるため、自習の時間も多く設定しています。
また1日目にメンターを担当してくださったぴーすけさんがご厚意で面談に参加してくださり、さらにブラッシュアップを重ねることができました。

11:40- ランチセッション

2日目のお弁当は追分地区に昨年オープンした「おむすびカフェ 結」さんのお弁当を頂きました!
そんな中ぴーすけさんの卓ではAIに関する講義が行われていました。生成AIをフル活用して仕事をしているぴーすけさんの話はとても魅力的でした。

12:40- 中間発表プレゼンテーション

最終プレゼンでは、自身のプランがさらに洗練されたものやいろいろな方の話を聞いて一度白紙に戻して軸を再確認して事業を組み立てたいと話される方もいらっしゃいました。
安平町役場政策推進課の高橋さんに総評をいただきまして、会はクロージングへと進んで行きました。

高橋さんからの総評

クロージング

12月の最終プレゼンに向けて合宿を通してより良いブラッシュアップが出来たのではないかと思います。起業は1人でもできますが、より成功へと近づくためには先輩起業家の話を聞いたり役場からどのような補助金やサポートがあるかなどを聞くことが第一歩につながります。
当プログラムでは最終的に採択・不採択が出てしまうものにはなりますが
参加者の皆様のこれからの成長と躍進を楽しみにしています。


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