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情熱大陸・田中卓志さん回をみんなに見てほしい
2025年2月2日(日)の情熱大陸にアンガールズの田中卓志さんが登場した回を、TVerで見ました。とにかく良すぎたので、見ていない人は早くTVer見てくれないか…!
密着取材を始めたのは2023年の12月で、密着は1年以上にも及んだそうです。(編集者目線でみると、1年以上も密着したものを30分の映像にまとめるってどうするん…と思ってしまう)
よこしまな心を持つ自分にグサグサときた点を残しておきます。(台詞は正しく書き起こせてないのでご了承ください)
仕事の合う/合わないは自分で判断しない
芸歴25年、49歳になる田中さんは、いまだにドッキリで思いっきり穴に落ちて泥だらけになります。
ディレクターが「この仕事向いてると思うか?」的な問いかけをして、
「それを判断するのは自分じゃない。客観的に判断するほうがいい」
とサラッと答えるのがまずかっこいい。
「仕事は選ばない」「笑ってもらえることが全て」とキッパリ言い切れるからこそ、どんな仕事が来ても自分のやるべきことを着実にこなせるのかもしれない。そしてそんな姿に「また頼みたい」となるのかもしれない。
「お笑いコンテストの審査員」という大役のオファーが来たとき
「最初は何で僕?と思った。他の人が断ったのかな。僕も断ったら後の人が大変だろうなと思って」
「女芸人No.1決定戦 THE W」の審査員を引き受けることになった経緯を話していたのですが、そんなふうに周囲のことに気を回せるのってすごいですよね。そもそも自分のことを「俺偉い」とか「売れてるぜ」とかそんなふうに思ってないんだろうなと。
アンガールズ主催のライブの打ち上げに日和る
若手の売れっ子芸人も参加するアンガールズ主催のライブがあったときのこと。出番前に舞台袖でアンガールズの二人が話す会話も良かったです。
山根さん「打ち上げってあるの? 帰りたい」
田中さん「ライブの柱が言うことじゃない。笑 『一応あるけど行く?』と声かけてやらないってなったら帰るとか?」
山根さん「若手は行くってなったら断れないよ」
田中さん「でも主催者なのにスッて帰るのも感じ悪いよ。やるかって雰囲気は出したほうがいいんじゃないの。でも(嫌だったら)本当に帰っていいんだよって雰囲気にはしてあげたいよね」
49歳でこんなに素直でピュアな会話ってできるんですか…。こんなに擦れてない真っ当な会話ができる関係性尊い…。自然体が過ぎる。
「打ち上げ、せっかくなら行きたい」とサクッと言える高比良くるまさんも愛されすぎる
本番が終わって、芸人たちがごった返す大部屋の楽屋内。アンガールズの二人は結局打ち上げのことを切り出せずにいました。
若手の芸人は「楽しかったっす!」「また呼んでください!」と元気に挨拶して帰っていきます。田中さんと山根さんは「うわーどうすっか…」という表情。かわいい。
その時、まだその場に残っていた令和ロマンの高比良さんが
「今日って打ち上げとかしないんすか? 行きましょうよ、せっかくなんで」
と超絶ナチュラルに田中さんに声をかけるんです。
そりゃあ愛されるわこの人…。言われた側もどんだけ嬉しいのよ…。
田中さん「いや〜誘っても申し訳ないか〜って思って」
高比良さん「僕は打ち上げ全部行きたいです」
どっちも素敵すぎませんか、素直すぎませんか。なんかもう眩しいよ。心が浄化されていくよ。きちんと思っていることを話すのって大事だよね。
「打ち上げに行きたくない人もいるし、行きたい人もいます。僕は行きたいです」
と返す高比良さん好きだなあ…。
劇場を最初に出てきた田中さんと、その後ろを小走りで付いていく後輩芸人たちの姿を見て、自分も勝手に嬉しくなりました。心が少しきれいになった。
「情熱大陸」を知らないお父さんへの一言もよかった
広島の実家を訪れるシーンのこと。情熱大陸のスタッフが一緒に来ているので、田中さんが自分のお父さんに説明します。
田中さん「情熱大陸って知ってる?」
お父さん「うーんわかんない」
田中さん「まあまあまあ、知らなければ知らないで問題ないよ」
優しい…。私なら「もうお父さんちゃんとしてよ!」「失礼でしょ!」とか反射的に返しちゃう気がする。でもそうしない田中さんの優しさに心を持っていかれる。そんな田中さんを育んだお父さんもすごい。
はよ見て
他にもたくさんいいシーンはあるのですが、この番組を観て田中さんのことを好きにならない人はいないと思います。もうなんかすごすぎました。まだTVerで見られるから見てほしい…。