見出し画像

防犯対策はありがたいけど これ普通?

地下道の入り口に『防犯ブザー設置』と書かれた、人と自転車専用の地下道が近所にありました。
十年以上前の話です。

地下道があることに気付いたのは、その辺りに引っ越して、かなり経ってからでした。

片側三車線道路の下をくぐる道だったので、長い地下道と言うには微妙ですが、夜に一人で通るには結構勇気のいる距離です。

初めて、その地下道に入ろうと階段を下りた時、薄暗くて不気味は不気味でしたが、防犯ブザー付いてるって書いてあったから大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせて進むことを決意しました。

誰もいません。
私一人です。
誰かが来ても怖いですが、一人も怖いです。

やっぱり遠回りすれば良かったと思いました。

でも、防犯ブザーあるし。

あれ?!

そこで私は気が付きました。
防犯ブザーが、だいたい二メートルごとに、壁へ備え付けられていることに。

これ、余計に怖い。
過去に絶対、事件に合ってる人いるやん!

安心感を与えてもらえるはずの防犯ブザーから、逆に恐怖をもらってしまいました。
その日以降、その地下道は使いませんでした。


あんな数の防犯ブザーが設置された地下道に入ったのは初めてです。

普段、車生活ですと、あまり地下道を使う機会がありません。

だからなのか、あれ以降、あんな防犯対策を取っている地下道に遭遇していませんが、地下道の防犯対策って、こんな感じなんでしょうか?

でしたら、何も怖がる必要は無く、ありがとうと、毎日の通勤ルートで利用させてもらったんですけどね。

防犯カメラの設置ですと、事件後の対策になるので、ブザーのほうが、すぐに誰か(警察? 自治会?)が駆け付けて来てくれそうで心強くはあります。

ですが、あの数を見たら逆にビビります。
いや、ありがたい。
ありがたいんですけどね。


気になったついでに調べてみました

いろんな自治体や各地方の建設局で、地下道やトンネル内について、犯罪対策の取り組みが行われているようです。

防犯ブザー(緊急通信装置)と防犯表示灯を設置している所が多い印象でした。
意外にも、監視カメラまで設置されている地下道は稀なようですね。

ある自治体では、小学生児童を対象にした地下道(通学路)の防犯ブザー訓練が実施されています。
地下道に設置されている防犯ブザーのボタンを押し、不審者から急いで逃げる訓練です。

確かに、日頃から訓練しておかないと、いざという時に、心も身体も固まってしまって動けないかもしれません。
せっかくの防犯対策が無駄になってしまいます。
訓練は良い取り組みだと思いました。


私の調べた限りでは、防犯ブザーは地下道の階段下の二ヶ所(出入口)と、地下道の中間辺りに設置されている所が多いようでした。

防犯表示灯 と 防犯ブザー

やっぱり、私が見たあの地下道の防犯ブザーの数は異常です。

ですが、あれは地域の人達を守ろうという強い意思の表れだったのでしょうね。

今は素直に感謝して、この長年のモヤモヤは終わりにしたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また、お会いしましょう!


いいなと思ったら応援しよう!

橋尾 京果
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます☆