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メールも『一つのプロンプト』と考えてみる

最近、プロンプトの作り方を考えていて、ふと思うことがあります。
メール(特にビジネスメール)も、『人間に対するプロンプト』と言えるのではないでしょうか?


息を吐くようにプロンプトを作りたい

生成AIへのプロンプトをスムーズに作り出す方法の一つとして、以下の記事を掲載しました。


一方で、図解するまでもない単純なプロンプトは、息を吐くように自由自在に生み出したいなとも思います。
そこで、最近は「仕事のメールをプロンプトのように書く」取り組みを実践しています。

やってみると、結構考えが整理されていい感じです。
加えて、余計なことを書き過ぎず、シンプルな文章が作れるように感じています。


取り組んだこと

  • 以下を使ってMarkdown形式で書く

    • 見出し 「 # …」

    • 箇条書き 「 - …」

    • 仕切り 「 --- 」

    • 引用 「 > …」

  • 箇条書きにする

  • 階層化して記載する

  • シンプルに書く


気をつけたこと

  • 冒頭3行は『人間らしく』記載する

  • 締めの一文もきちんと書く

味気ない文章で指示出しばかりしていると、人間関係がギスギスしてしまいます。そこで、冒頭3行と締めの一文は、人間らしさを意識して書くようにしました。

こんな感じのメールが出来上がります。

To: 皆様
お疲れ様です。〇〇です。
先ほど、〇〇さんからお話しがありました。
急ぎとのことですので、一旦メールでお知らせいたします。

# 対応事項
  - xxxxxxx
  - xxxxxxx
# 必要な理由
  - xxxxxxx
  - xxxxxxx 
# 補足
  - xxxxxxx
      - xxxxxxx
      - xxxxxxx
—-
# 参考資料
  - xxxxxxx
## 保存場所
 - xxxxxxx 

お忙しいところお手数をおかけしますが、
どうぞよろしくお願いします。


思いついた経緯

仕事上、メールのやり取りで作業指示したり・されたりすることが多いです。
ふと、「これって人間に対する作業指示だから、プロンプトの一種と考えると面白いかも」と思いつきました。

仕事でメールを送受信する機会は多いと思います。
そんな時、「これもプロンプトの練習だ」と思うと、楽しくなってきませんか?


感情を乗せることも大事

プロンプトの練習とはいえ、相手はAIではなく人間です。
簡素で指示的な文章だと、高圧的に感じ取られてしまう可能性もあるため、そこは配慮が必要です。


僕は、冒頭3行と末尾の一文に注意しています。
ここが人間らしい文章になると、全体がいい感じになります。

中心部分はMarkdown形式の箇条書きで簡素になりがちなので、冒頭と末尾はできるだけ感情を乗せて、話しかけるように書くことを意識しています。

変に長々と書き連ねるよりも、『冒頭だけ人間らしく、残りは箇条書き』と割り切った方が、バランスも取れるかなと思っています。


生成AIへのプロンプトも、感情を乗せて書いた方がいい出力になる、という話を聞いたことがあります。

生成AIへのプロンプトも、冒頭の「# 指示」の箇所は、感情を乗せて話しかけるように書いた方がいいかもしれません。


結局、メールもプロンプトも同じかい!ってツッコミが来そうですが…。
これからの時代、人間とAI、どちらに対しても平等に接するのが、物事を上手く進めるコツなのかもしれないです。なんか、それはそれで面白いですね(笑)

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