乱視対策用レンズのスマートトーリック
東海光学にスマートトーリックという、内面非球面の乱視対策用レンズがある
私は右目の乱視が-2.50もあり強度乱視に分類されるので、このレンズが少し気になっている。
そもそも乱視とは、眼の形状が真円でなく楕円になっているため、特定の方向に対して像が正常に結べなくなり、物がブレて見えるというものだ。
ほとんどの人が乱視を持っていると言われ、全員が眼鏡で矯正する必要があるわけではないが、これを矯正するためには、レンズの特定方向の度数を強めることになる。
乱視はその方向によって倒乱視・直乱視・斜乱視に分類され、私の場合は倒乱視のためレンズの左右が上下に比べて分厚くなる。
スマートトーリックは、ビューフォーカスエリアと呼ばれる中心部の見え方はそのままに、周辺部をコントロールエリアとして乱視成分(C)を弱め、その代わりに近視成分(S)を強めることで、周辺部の歪みを軽減するというのがこのレンズの設計思想だ。
ただ、私はなぜ乱視を弱めると歪みが軽減できるのかはよく理解できていない。周辺部の度数変化をなめらかにするからだろうか。
実際にかけてみないと分からないと思うので、今の両面非球面レンズの見え方で特に不満があるわけではないのだが、次のグレードのレンズとして気になっている。
数年後にレンズが寿命になった時は、スマートトーリックのような乱視特化の内面非球面レンズもしくは、両面非球面のインディビデュアルレンズに買い替えようかと考えている。
レンズだけで3万円を超えそうなのがネックだが。