欲しいダイバーズウォッチについての備忘録
腕時計が欲しい。腕時計の中でもダイバーズウォッチが欲しい。と、ずっと考えていることについて書いてみる。
逆回転防止ベゼル付きの腕時計が欲しい
ダイバーズウォッチの特徴はもちろん防水性だろう。実際にダイビングをする人は多くないだろうが、防水性能が高ければ水に濡れても安心だし、掃除するときに水洗いできる。
もう1つの特徴はベゼルだろう。大抵のダイバーズウォッチには逆回転防止ベゼルが付いている。これはダイビングをする時の酸素残量を管理し、過大に見積もらないために付けられているが、大多数の人はダイビングはしない。
だが、ダイビングをしなくても、日常生活で経過時間や残り時間を表示させることができる。ここまで歩いて何分かかったか測ったり、洗濯がいつ終わるかなどを表示する時に使えるだろう。スマホを使えば済むと言えばそうなのだが、そういう時にベゼルを回して測るという行為に憧れているのだ。
なので、同じく時間が計れるクロノグラフにはあまり惹かれない。回転ベゼルの方が単純な構造だし、クロノグラフはメンテナンス費用が高くなるというデメリットもある。
まとまりのない前置きになったが、要するにダイバーズウォッチが欲しいのだ。
やはり候補は信頼性の高い腕時計
ではどういう腕時計が欲しいかというと、やはり信頼性の高いものが良いだろう。具体的には耐磁性が高いものが安心して使える。オメガのマスタクロノメーターやオリスのアクイスデイト キャリバー400が該当する。
もちろん世の中には帯磁性を謳っていない時計の方が多く、ブランパンのフィフティファゾムスやパネライのサブマーシブルのようなアイコニックな腕時計も含まれているが、今回の検討からは除外する。また、ロレックスの信頼性の高さも知ってはいるが、定価で買えないので検討しない。
またデイトが付いている腕時計の方がやはり日常生活では便利だ。そのためマ、スタークロノメーターのオメガであってもシーマスター300や、チューダーのブラックベイセラミックは除外する。
条件が多いように思えるかもしれないが、そうでもしないと無限に選択肢が広がってしまい、大変なことになるので仕方がない。ある意味、物欲を抑える意味で制限をかけている。
オメガ シーマスター ダイバー300M 黒文字盤
先ず候補に挙がるのはオメガのシーマスター ダイバー300Mだろう。
マスタークロノメーター認定で、15,000ガウスの耐磁性、0~+6秒/日の精度など、高い性能を誇る。
黒文字盤が最もオーソドックスだろう。現在の並行価格は55-60万円といったところだ。
しかし、現物を見てみると視認性に難がある。文字盤にレーザーエングレービングされている波模様に光が反射すると白っぽく光るのだが、これが同じ白色の針・ミニッツマーカー・インデックスを見る時のノイズになり、時刻がすぐに読み取れないと感じた。もちろん慣れの問題もあるだろうが、それなら違う色ならどうだろう。
オメガ シーマスター ダイバー300M 白文字盤
視認性の問題は白文字盤を選ぶと解決するように思える。こちらの並行価格は50-55万円といったところだ。
白文字盤上の波模様に光が反射して白っぽくなってもノイズにはならないし、針・ミニッツマーカー・インデックスは対照的に黒なので視認性は良い。そもそも波模様があまり目立たないのだ。
そう考えると白文字盤の方が良いように思える。ただ、やはり波模様は余計な気がする。
オメガ プラネットオーシャン 600M
ちなみに、同じオメガのダイバーズウォッチであるプラネットオーシャンは文字盤に模様が無く、ブロードアローの針もあって、視認性は抜群だろう。
ただしこれは600M防水ということもあって、分厚いし重い。日常生活には向かないというのが本音だろう。
オリス アクイスデイト キャリバー400
他に良い時計はないだろうか。特にオメガは既にグローブマスターを持っているので、他のブランドはどうだろうか。
真っ先に出てくるのがオリスのアクイスデイト キャリバー400だろう。
キャリバー400は120時間のパワーリザーブに10年保証、そして2,250ガウスの耐磁性を持っている。これは「丸1日2,250ガウスの磁気に晒された1日後、日差10秒以内」という基準なので、マスタークロノメーターには及ばない。心配し過ぎかもしれないが、日常生活でこの性能が十分かどうか判断できない。
アクイスデイト キャリバー400の価格は407,000円となり、正規店で買わないと保証が10年付かない。ただ、定価で買うしかないわけではなく、例えば楽天で買うと割引クーポンやポイントで実質30万円弱で購入することができる。
4-5万円の楽天期間限定ポイントをどうやって使い切るかという問題は残るが、50万円台のオメガ シーマスター ダイバー300Mと比較して、安く購入することはできる。
理想のダイバーズウォッチはまだない
オメガのシーマスター ダイバー300Mの性能は問題無いが、白文字盤であっても波模様が気になる。
オメガのプラネットオーシャンだと大きすぎる。
オリスのアクイスデイト キャリバー400は耐磁性能が十分か判断が付かない。
そう考えていくと何を買うべきか答えが出ないというのが現状だ。
そうこうしている内に理想の時計がリリースされるかもしれない。オメガだけではなく、チューダーもマスタークロノメーター化してきているので、ペラゴスのマスタークロノメーター版を出してくれないかと思ったりする。
急いでいるわけではないし、のんびり考えていきたい。