とんだ左右盲と生ける屍
休職5日目になります。
昨日は土曜日という事もあって、妻も息子も家にいたので、自分が動けるのかは別にしてどこ行きたいか息子に聞いてみました。
すると、「ホタルがみたいな」
と言ったので、じゃ習い事が終わったらごはん食べて夜の公園にいくか!ということで、夜の公園に繰り出すことに。
軽く調べて、今年ホタルの目撃情報が確認されてる公園へ。
夜の公園久しぶりに行きましたが、ホタルが出るような場所は当然街灯も少なく、不気味な雰囲気が漂っていました。
虫除けも、鬼のように塗りたくって出陣しましたが、それでもこの暗い森の中では意味を成さないだろうと、肌で感じていました。
そんな感じで大人2人がびびりつつも、ホタル群生地まで到着したんですが、肝心のホタルは見えませんでした。
正確にはホタルがいそうな暗がりの橋はありましたが、フェンスがあってそこには入れず、断念せざるを得ませんでした。。
その後、妻が詳しく調べてみると、どうやらもう少し早い時期に専門家の方とフェンスの奥まで行けるイベントがあったようで、今年はそれがもう終わってしまっているとのことでした。
期待値が上がりまくっていたのに目的が達成されない息子は案の定、テンションが急降下してしまって、また来年ちゃんとスケジュール見て行こうと言っても、「来年じゃ遅い」と言いながら下を向いて塞ぎ込んでしまいました。
まぁまぁと相当ダウナーな息子をなだめながら、帰ろうとしたんですが、
どこから来たのかわからない
公園に駐車場はあったんですが、ホタルがいる場所は歩いて10分程かかるところにあって、道路から行けばほぼ真っ直ぐ歩けば到着できたみたいなんですが、ホームページのマップを頼りに公園経由で歩いていたので、その結果5分ほど遠回りしていたみたいです。
来た道を戻ろうとするも細い道だったのでどこから来たか分からなくなり、それなら道路から帰った方がいいだろうという判断で、私が道路に誘導していきました。地理関係はなんとなく把握できてたので。
そしてここで分かれ道が現れました。
右が左か
自分は先程述べたようになんとなく頭の中で地図が描けていたので、ある程度自信を持って右に進もうとしました。
すると同じくらいかむしろそれ以上の自信を持った妻が左に歩き出しました。先に。
おいおいおい、右でしょ。
「え、こっちじゃないの?駐車場の道路こっちじゃなかった?」
と妻が笑いながら言いましたが、そっちは左なので違います。間違いなく。
「え、でも左から、、じゃなくて右から?えーとどっちから来たっけw?」
右の方角からです。
これまでも、妻の方向音痴未遂は多々あって、ショッピングモールで停めた駐車場の位置がわからなくなって、違う場所に停まっている似たような色の車の前で待っていたり、真っ先に先頭を歩くのに右と左を間違えて車から遠ざかっていたりしました。いわゆる常習犯なんです。
でもなぜか自信ありげに「こっちでしょ」といいながら歩く姿はむしろ大人の余裕や気品さえ感じます。
今回の急に[左歩き出す事件]も根拠のない自信があったらしいですが、
さすがに根拠はあってほしい!
そう妻に言いました。
結局、左ではなく右に曲がり真っ直ぐ歩くと駐車場が見えました。
ただまたそこでも、
「え、ここ停めたっけ?こんなとこから歩いた覚えないような…」
と、少しシリアスめに言い出すので、これ妻の性格を知らない人だったら騙されるなとか思いながら、不服そうな妻を説得し、生けるしかばねと化した息子の手を引っ張りながらやっとのことで駐車場までこれました。
車に入ると、ホタルを見れなかった悔しさと親がわちゃわちゃ揉めてたことによるパニックで屍化していた息子が泣き出しました。。
確かに自分が子供でも親が帰れるか帰れないか迷ってわーわー言ってたらびびるよなと思いそこは重々反省しながら、子供をなんとかアイスを買って慰め、帰路につきました。
正直、子供の沈静化にアイスだけでは弱かったので、その前公園で偶然見つけたオケラのレア度について誇張して説明しました。
注:下に画像出ます。虫嫌いな人注意!
オケラ見つけるのなんてウィザスケが頭ドロップする確率*くらいレアなんだと教えてあげると、息子はその確率に驚き、その体験ができた事による満足感で悲しみを鎮めてくれました。確かに自分も小学生ぶりに見つけたから、本当に珍しいと思いました。よかったよかった。
そんな息子ですが、息子には左右盲がよく見られます。
服を前後間違えて着てしまって、左にタグある?と聞くと右を見たり、最近方位を覚えたようで、北が前だから右が東かといいながら左を東だと指したりします。
自分も子供の頃、たまに左右盲になったりしてましたが、息子はほぼ間違えます。
これは妻の遺伝なのか、でも妻は左右盲ではないような。ただ自信過剰な方向音痴なだけで。
そんなこんなで、そのおかげ?である程度まともな思考が出来ていた自分に少し自信が取り戻されました。まだまだダメですが。
家族には感謝ですね。
長くなりましたが、最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。