おんりー氏の本の印刷レビュー(内容には一切触れていません)
久しぶりの投稿です。
本日(3/1)約1ヶ月ぶりに定時で帰ることができました。
おかげさまで仕事が忙しく、合わせて設備の故障や品質不良多発による検品が発生しており、毎日残業の日々を過ごしております。
夕飯も9〜10時以降に食べることが増えてきて、寝る時間も遅くなり、少し疎遠だったマイクラのサバイバル生活も再会し始めた矢先だったのでマイクラもやる時間もなく、非常にストレスフルな日常を過ごしております。
ただそんな中、たまたま早く帰れた日がドズル社のおんりー氏の初めての本の発売日ということで、帰路も珍しくテンション高めで帰ることができました。
こちらになります。
予約して今日届くのか少し心配でしたが、家に帰るとダイニングテーブルの上に置いてありました。よかった。(ちなみに妻に本届くこと伝えてなくて、子供と一緒にポケカの新作だと思って開けたら違ってガッカリしたらしいw)
そして久々にnoteで投稿しようという心持ちになりましたので書かせていただきます。
といっても、まだ発売して初日で内容やネタバレ等は避けた方がいいと思いますし、私も軽くさわりだけ読んで続きは休日にがっつり読みたいので、今日は私の仕事に絡めて本の印刷レビューでもしたいと思います。
印刷レビューとは？と思われる方もいらっしゃると思いますが、印刷物(本)自体の品質についてのお話です。
ちなみに私の仕事が印刷工です。
数億円する機械を用いて印刷物の色や見当(色のズレ)を調整して、見本に忠実に、かつ汚れや色の抜け・ブレ等が無いように生産を日々行っております。
これがはっきりいって難しい。
水とインキのバランス、ローラーや給紙・排紙の調整、温度や湿度による影響、機械の劣化等列挙するとキリがないくらい注意点や変動要因があります。
多分私の場合、印刷における全ての要素を極めるのは早くても50年くらいかかりそうです。
そんな印刷屋が思う、とても簡単で勝手な「急がばナナメ」印刷のすごい所3選いかせていただきます。。
1.カバー表紙が特殊紙なのにきれい
「急がばナナメ」のカバー表紙に使われている紙はおそらく特殊紙です。
一般的に印刷で使用される紙はざっくりコート紙、マット紙、上質紙の3つに分かれます。
特殊紙とはこの3つの紙質とは異なる紙になります。(ちなみに表紙の帯はコート紙系)
この表紙の紙は平滑ではなく表面に凸凹があり、印刷のインキが凸凹の凹部分まで着かずムラになってしまったりすることがあります。
また表面にも印刷した上からPP加工がされており、光沢感を持たせてありますが、それも凸凹のせいで凹部分まで加工するのが難しいと思います。(PP加工は私的に専門外)
またファンシー系の特殊紙(紙の表面に光沢がない)なのでカラーの発色も悪くなりがちです。ですが、この表紙は濃い絵柄(おんりーちゃんのベストやパンツ)やバックの青い絵柄がしっかりとムラなく発色していて、なおかつ加工もしっかりかかっています。きれいに作られていると思います。(帯と見比べてみると紙質の違いよくわかります)
2.中身のスミ1色が均一
これは個人的な話ですが、スミ(黒)の濃さの均一性はとても大事だと思っております。
薄すぎず濃すぎず、かつ文字が潰れて読みづらくなったりしていない、そして見出しページの50%以上のアミ点(グレーっぽい絵柄)もムラや目がない、意外とこれらができていない書籍は多いんですが、これは均等できれいです。
また他の色を使用せず、スミ1色で変化をきれいに表現している点もGOODです。
3.細かいデザインがおしゃれ
カバー表紙をめくった下の表紙には、黄色い紙に濃い緑の特色でドット絵のバナナが描かれております。おんりーちゃんのシンボルであるバナナとマイクラのドット感がうまくマッチしてる気がします。
あと中身のイラストはsiqqueさんという方が描いています。まだ内容詳しく見れていないのでざっくりにはなりますが、非常にかわいらしくてリアルなおんりーちゃんの表情や仕草が表現されていると思います。
表紙絵は香川悠作さんという方が描いております。かっこいい見た目ですが、おんりーちゃんが大空を飛び上がりつつも少し汗をかいていてここ1、2年で一気に実況者として飛躍したおんりーちゃんの葛藤やそれでも負けたくないから急いで努力してしまう焦りみたいなものを感じることができました。
…イラストレーターの方々には詳しくないのでお二方、有名な方だったら大それた事言って大変申し訳ありません。。
といった感じで本当に勝手に挙げてみましたが、まだ全然内容読んでいませんし、もしかしたら的外れな事をいっているかもしれないです。先に謝っておきます。申し訳ありません。
とりあえず読むのが楽しみでしょうがないですが、気づいたらこんな時間になってしまったので今日もマイクラやらずに寝ます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。