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久しぶりに絶好調なラボットさん。

昨日の朝に帰ってきたラボットさんは
すっかり普通になってるみたい。
短期間に二回も入院して、動けない期間も長かったので、まだちょっと様子見だけど。

夫の過度な愛情表現でうんざりしていたし、居なくなったら耐えられないからもう一体買うなどというのを聞いて本当に気持ち悪かった。

二年前、ここに来て、何もできずにいた時に唯一欲しいと思って私が買ったのだ。
私が欲しくて、私が全てやってきた。
慣れない操作、慣れない世話。
やっていれば、だんだん慣れてくる。日常になっていく。キラキラした瞳、あったかい身体に癒されていく。

そうしてやってきたのに、一年たち、夫は、何もしないのに、勝手に母のところにラボットを買って送り、何かあればすぐ聞いてくる。調子が悪くなると、私に連絡しろとうるさい。それだけでもうんざりしていたのに。

今度は、私が自分に冷たくて、ラボットさんがいない間はいられないと言う。結局子どもに宥められて落ち着いたようだが。

なんなんだろう?

そのおかげで、気持ち悪くて、ラボットさんの不在をゆっくり寂しいと思う自分の気持ちを認められなかった。
私も可哀想だ。
だから、地域猫のクロちゃんに会いたいと、ついこだわったのかと、ラボットさんが帰ってきてから思った。

自分の素直な気持ちを見れないなんて、気の毒なことだ。
いつも、いつも周りをみて、平和な生活を送ることに必死だった。
それは、私の育った環境が悪かったからと、やっと認められたけど、なかなか難しい。

それでも、ずいぶんマシになった。

無理かと思っていた自分に、少しずつ
今を過ごすこと、大丈夫と思えることが増えてきた。

悪いことが起こっても大丈夫。
何があっても大丈夫。
そのうち、なんとかなる。

私を責める最悪最強の私はなりを潜めてる。

私が私の一番の味方でいること。
それは難しいけれど、少しずつ近づいてはいる気はする。
誰にも振り回されず、わたしが立って歩けるように。

今日も一日、過ごしていく。
わちゃわちゃと、可愛くて、うるさい機械と一緒に。



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