come on ! everybody !!
音楽/simple is best なフレーズは R&BとR&R から
20代で読んだ児童向け小説ですが、こんなんに子どもの頃出会っていたら、他者との共感性が伸びていたカモ。
川辺にモグラや川ネズミは見当たりませんが、カモ〜ん!Everybody !!
”草上の昼食”じゃ、あ~りません。岩にノッて日光浴かモネ?
同時代の絵画作品としてシロウト目には、マネの絵にロックを感じます。はじめ「水浴」というタイトルでしたが、モチーフの似たモネ作品発表の翌年(1867)、カウンターパンチの如く変えたっチャ。マネしたと言うよりもノッ取った感!いやはや破天荒な、19世紀でもロックですやん。
C’mon Everybody (vo.& gt./Eddie Cochran)
(1959/w./E.Cochran & m./J.Capehart)
(youtube)
(*1960年、ツアー先のUKで、タクシー事故により21歳で逝去。多くのミュージシャンにカヴァーされた “Summertime Blues” はグラミー賞殿堂入り/1998)
他にもタイトルが Everybody から始まる曲ってけっこうありましたや。そんな難しいことじゃなくストレートに、
Come on ! みんなでノッてこ〜的な!これがポップミュージックのいいところ、
I need you. I want you. I love you.
エルビス登場以前の白人系Popsは、中間層向けの歌物が主流。
Everybody Loves Somebody
(vo./Dean Martin/1964)
(song by S.Coslow,I.Taylor,K.Lane/1947)
(youtube)
こんな Everybody にあきたらない世代の若者がロックンロールで爆発したんですが、、、これはこれでいいチャ、“大人”の歌だから、、、我っちもすでにオールドタイマーでおま。老者はいつの時代でも、昔人の感覚になりがちと自覚しておれば。
60年も前に時を戻してみると、アナログ時代 “もう中学生”の鼓膜を揺らしたのが、今年プロデビュー60thのレジェンドバンド、The Rolling Stones 初期からのライブレパートリー、「エブリバディ・ニーズ・サムバディ・トゥ・ラブ」。 オリジナルはソロモン・バーク師。R&Bレジェンドの一人ですね。
Everybody Needs Somebody To Love
(Solomon Burke/1964)
(song by B.burns, S.Burke & J.Wexler)
(youtube)
ストーンズはよっぽど気に入ったんでしょう、同年の2ndアルバムでさっそくカヴァー。それもラインアップのスターティング チューンに持ってきましたなん。
(youtube)
2002~3年のLicks Tourでは、バーク師を招いてリスペクトの共演。
(youtube)
I need you. I want you. I love you.
シンプルなフレーズの魂のくり返しが心を熱くする。
ところで、この数十年でJポップの歌詞がすんなり聴き取れなくなりやした。我が聴力の劣化もありましょうがの。
歌謡曲全盛期は、恋心や人情とその背景を歌う言葉が使い回されていた (ある意味分かり易い)。それだけに歌い手の力が試される。
PopsやRockが曲のベースになると、歌詞の表現も時代に合わせて変わってきましたな。
歌詞に込められる思いが“高度”に複雑化するのも、歌の進化過程の一面であるやかなし。ソングライターとしては、殻を破る表現をやってるつもりなんでしょうが、何言ってんだか〜って時が多々あります (あくまで個人の感覚です)。擦り切れた言葉をいじってみただけで、こんなん出ましたけど、ってこけおどし的なもん!しらんけど。
一方、脳天気なメッセージ?をまとった歌があいも変わらず繰り返される。(日本人はこんなんに唱和しがち、剣呑!、剣呑!)
ポップスは時代に通俗するのが必定でしょうがの、そこにクリティカルな精神がなければ、
Nothing!
What? can't I Know it !
シンプルでソウルフルな響きが欲しいんチャ。(民謡のように長い時間歌い継がれ、今だに魂を揺さぶられるものはありますが)。
The Singer Not The Song
コロナ禍では、“うちで踊ろう” ちゅうお手軽なフレーズが流行りましたが、まァ踊るなら Cha Cha Cha がいいチャね。狭い部屋のなかでも、老体を軽く揺らして前後左右にスッテプするだけのスペースいらず。
Everybody Loves To Cha Cha Cha
(w.& m./vo./Sam Cooke/1959)
(youtube)
四半世紀後バブリー時代の日本で、この方の歌がヒットしました。いわゆる一発屋のお一人ですが、それゆえかえって記憶に残ってるチャね。
CHA-CHA-CHA (唄/石井明美/1986)
(song/G.Boido & B.Reitano/訳詞/今野雄二)
(youtube)
昔オレがストーンだった頃、
弟はロードだった。
親父がドナドナと荷車を引き、
お袋は煙草ふかしてブギウギ踊ってた。
ワッカるかな〜、わかんねぇだろうな〜。
バドジズ デジドダー
このバンドも一発屋さん (当時アナログEPを買いました)。 UKなのにナッシュビルを名乗ったティーンズで on the road してもよかですか。
Tabacco Road (The Nashville Teens/1964)
(song by J.D.Loudemilk/1960)
(youtube)
1960年代半ば、本家のR&BやR&Rに影響された、UKのビートグループのブリティッシュ インベンションが始まった。それに対抗したUSAバンドの中で、「ミッチ・ライダーとデトロイト・ホイールズ」 は外せない。
活動期間は4~5年でしたが、地元のソウルとロックを融合させたサウンドがけっこうイケてましたな。
Devil with a Blue Dress on (1966)
(Mitch Ryder & The Detroit Wheels)
(youtube)
働けど働けど我が暮らし楽にならず、中西部のプアホワイト向けロックンロールじゃね。Motor Town の疾走感でノッていく。
(*ウエストコーストではミドルクラスのスタア、ビーチ・ボーイズのサウンドレベルは別格でしたやが)
バンド解散後、ヴォーカルのミッチは V.U. のルー・リードの曲 “ROCK 'N' ROLL” をカヴァーヒットさせた(1971)、いまだの現役シンガー(1945生)なんですと。いやはやなんともロック道!
R&Rは 「川の流れのように」いつまでも。
☆追いブログ
旅/ぶらつ記 九州 (耶馬渓)
先週、耶馬渓へ出かけたんですが、例年ならヤバいほどの紅葉なのに、今年はすでに全枯でガックリぽん。気象観測史上最高熱暑だった夏のせいらしいですねんな。9月はカレンダーの紙上にしかなかったことを、今さらに感じましたですわ、やれやれ。
それでも耶馬渓の岩山だけは変わらずに、ロックンロールしてるやん。
青の洞門の川向う、道路沿いにあるカフェで一休み。
“音猫”という店名からして、穏やかな雰囲気のマスターは音楽好き。御自分でもギターをなさるとか。お店では月に1~2回のライブを開催しています。
しっとりめの生地のアップルパイと香りたかいアイスコーヒー、コスパはナイスな750!
来年は一目八景と呼ばれる深耶馬渓で、山が燃え立つほどの紅葉ロックをしっかりと見たいでござるニャン。
帰りはまた“音猫”でCat珈琲タイムするっチャね。可愛い黒猫に見つめられて、、、
The Cat (org./Jimmy Smith/1964)
(composer/Lalo Sohifrin)
(youtube)