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とあるゲームのおかげで30年以上勤めた仕事を辞めた話(2)

こんにちは。A√です。

前回どこまで書きましたかね。見返すのも面倒なので、適当に続けていきます。(ひどい)

さて、前も書き出しに悩んで、どうでもいい話からスタートしたのですが、今回もそんなどうでもいいスタートを切ろうかと思います。

最近、すっかり春ですね。
皆さんのところではどうかわかりませんが、当地では半袖でもいけるぐらいの暖かさとなってまいりました。

もう今年の夏のTシャツはお決まりですか?
私は今年はUndertaleのイベTでいこうと思っています。気に入ったものは、何着も同じものを買うタイプなので、白地ですし3枚は欲しいなと考えているところです。

昨年の夏はモンハンライズのTシャツで、一昨日はマリオのTシャツで過ごしました。
それぞれ2枚づつ買って着倒しました。最後には穴が開いていましたね。なぜ、穴が開く???
(その理由は本編にでてきます)


さて、時を戻して4年前。

ハイラルのへっぽこ騎士であるA√が操るリンクは、実に○○○時間の死闘の果に厄災ガノンをぶっ飛ばし、マスターバイク零式に乗って、ハイラル平原をあちこちかっ飛ばしていました。
(リンクの死闘っぷりはカット。語りだすとパート60はいきそうなので)

通りすがりにボコさんを零式で轢きまくってスッキリしたところで、もう見慣れてしまった姫しずかが足元にあったので零式からおりて、ふいにハイラル平原を見回した瞬間、「あれ、終わったんだ……」と急になんだかよくわからない熱い固まりみたいなものがこみ上げてきたのです。


ミファーんちに行くすがら、水色?黄色?の魔法少女(おっさん)らにボコボコにされたことも、

そっちじゃない!っていうのに、言うこと聞かずに動かないゴロンのボンに手こずったことも、

コログの森で何千回と同じルートをぐるぐるまわっていることにすら気づかなかったことも、

リーバルにだけは負けたくないとリーバルトルネードを封印するという謎期間を過ごしたことも、

雷のカースガノンがバグって戦闘エリア外に飛び出してしまい、お互いに攻撃できずに途方に暮れたことも、


全部、すべて、終わったんだ。
なんだかんだ、下手なりにひとりでやれたじゃん。

と、しみじみ思ったわけです。
そして、すぐに「あ、これいけるな」って思いました。
そう。思っちゃったんですよ。
次のステージに行けるなって。

そこからが早かった。

翌日には、3ヶ月後には職を辞することを伝えました。
そして、実際には引き留めなどもあって、半年後に退職しました。

……そうなんです。

なんと、ゲームをクリアした勢いだけで、30年以上勤めた仕事を辞めちゃったんです!

子供の頃からなりたかった、とてもレアな職業で、なぜその仕事に就くことができたのか、今でも本当に首をかしげる勢いなのですが、実にあっさりと辞めました。

大学時代の友人たちに事の真相を告げたら、助走つけて殴られること間違いなしです。(同じ専攻からただひとりだけ就けたから)

ねー。どうなんでしょう。

第三者の視点で見ると、アホの極みです。
でも、他人事だから「アホだけど楽しそう」って思うでしょう。
では、張本人だとどうかというと、「アホだけど楽しいよ」でした。

退職決めてからこれまで、ずっと笑っていた気がします。(世界的流行のアレソレは別として)

ブレワイがいろいろなことができるゲームなのだとしたら、現実だって本当はいろいろなことができるはずなのに、やらない、できないと思いこんでいるだけなのでは……と思ったのです。たぶん。
だから、やってみようと思いました。

その一環として、近くの山にひとり分け入って、手頃な木の枝をひろっては、目の前の(幻影)ボコさんをバッシバシぶっ飛ばしたりしていたのも、今となってはいい思い出です。(だから、いい歳をした大人なのに、洋服に穴があく……)


「やらなきゃできない」という、ゲームと人生のアタリマエをもう一度考える機会をくれた、ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドは、私にとってはどう考えても神ゲーでした。

ありがとうなんてことはいいません。
続編待ってます!!何年かかってもOKです!(年内発売予定だけど)
ゼルダのあのラストのはにかみ笑顔、おかわり待っています!!(コログの実はおかわり結構です)


というわけで、壮大なゲームとはうらはらに、実にあっさりした退職話でした。
お読みいただき、ありがとうございます。

また違うとある話でお会いしましょう!



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