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とあるゲームのおかげで30年以上勤めた仕事を辞めた話(1)
いつも書き出しって困るなあと思いつつ、不意に人生で初めて書いた物語のことを思い出しました。
それは小学校の4年生だか5年生だかの宿題で、【物語を書こう】みたいなものだったと思います。
ちょうど、「本陣殺人事件」を読んだあとだったので、手元にあった国語の辞書を片手に、金田一京三という名前の主人公を作り上げ、「ホニャララ殺人事件」(ホニャララの部分は忘れました)を昼の1時から夜の8時までぶっ通しで書いて、書いて、書き上げて提出したのでした。
今思えば、完全なるパクリというか、二次創作というか……。
で、その物語の出だしはどういうものだったかなあと思ったのです。
おそらく、自らの性格を考えると、出だしでつまづいたら書き上げていないはずなので、さらっと書いたはず。
変に凝った文章だったり、かっこいい言い回しを考えたりしていないはず。
誰かに読んでもらいたいというよりも、自分が書きたいものを書きたいようにかいたはず。
やはり、無欲の勝利なのでしょうか。
当時の最初の一文は思い出せないし、それを超える一文はこの先もずっと書くことはできなさそうです。
まあ、そんな話はどうでもよかったですね。
それでは、じんわり本題へと進めてまいりましょう。
この話、とても特殊な話なので、かなりのフェイクを入れてお届けすることになります。
本人を特定しやすい職業、生活環境、趣味、嗜好が折り重なっているためです。
希少な体験といえば、希少かもしれませんが、別に大したことはないので、「そんな思考回路の人間(アホ)がいるのか!」程度にお楽しみいただけるとよいかと思います。
さて、タイトルにある「とあるゲーム」とは、なんぞやということで、もうネタあかししましょう。
私が仕事を辞めるきっかけになったゲームは、2017年発売の「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」です。
説明不要の大ヒットゲームだと思いますが、万が一ご存知ない方は、今すぐswitchとソフトを買ってプレイしてください。(話はそれからだ)
ここで、ゼルダファンの皆さまなら「え、ゼルダのせいで仕事辞めたの?」と評判を悪くするような、言いがかりのような発言に眉をひそめるかもしれませんが、決してそうではありません。
「ゼルダのおかげで」仕事を辞めたのです。
こう書くと、「ああ、よかったね。社畜だったのをゲームに勇気もらって辞めたってわけね」と思う方もいるかもしれませんが、そういうわけでもありません。
では、なぜ辞めたのか、ゼルダのおかげとは?
その謎を解き明かすべく、我々は密林の奥深くに足を踏み入れずに、サクッと時を戻そう。だいたい4年ぐらい前に。
でも、今回はここまで。スマホ入力に疲れたので。
次の(2)でお会いしましょう。