読書メモ #3「〈叱る依存〉がとまらない」村中直人著
いつもは、「ハチドリのひとしずく」というタイトルで、関西創価中学校のアカウントでnoteを書いています。こちらでは、備忘録がわりに、読んだ本についてのメモを残していきたいと思います。
3冊目は、村中直人著「〈叱る依存〉がとまらない」
将来、我慢しなくてはいけない場面がくるのだから、今のうちから理不尽に耐える練習をさせなくてはいけない...とか、苦しまないと人は変わらない(学ばない、成長しない)とか...そんな思い込みが、子どもたちを苦しめているってことが、よくわかる1冊。
少し前、厳しくされないワカモノはダメになる、っていうような論調をネットで見たときに、何とも言えない違和感にザワザワしていたのですが、この本を読んでスッキリしました。
苦しみが成長につながるのはそれが他者から与えられたときではなく、主体的、自律的に苦しみを乗り越える時であり、周囲の人間ができることは、本人が「やりたい」「欲しい」と感じる目標を見つけるサポートをすること!そして目指す「冒険」を成功させるための武器を与え、道筋を示すこと!
無駄に厳しくする必要なんて、微塵もないと気づかせてくれるし、叱ることを脳科学の見地からも説明していて、うなずきながら、あっと言う間に読めました。