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コロナから突発性難聴になった話 後編

記録は私自身の場合であり、全ての方に当てはまるものではなく、また感想などもあくまでも私個人の感想であることをご承知おきください。

8日目

4:30に目が覚めてしまう。夜中も暑くなったり身体がかゆいような感じ。軽い目眩、身体が重い。頬の紅斑が少し見られる感じ。

耳は、2-3kHzあたり?の中域が少し改善されてきた気がする。
シタレレのチューニングも前より聞きやすい。
ピアノ(電子ピアノ)は高域の音が耳に響きすぎる。

歌も右耳でピンポイントで周波数を拾うため(たぶん3-5kHzあたり?)右耳の音を聴いてしまうとピッチが分からなくなるので、左耳に集中する。
コロナの影響でまだ上咽頭が腫れてるのかA4あたりから上は歌いづらい。
体力も落ちている。

9日目

総合病院の受診日。聴力検査を行う。

◯が右耳 ✖️が左耳 縦軸が聴力レベル[dB]  横軸が周波数[Hz]


右耳の聴力が左耳と同じくらになっていて、高域の聴力が上がってきていた。
低域が、両耳とも上がってこないことや目眩があることがメニエールの症状と思われ、難聴とメニエールを併発するのはあまりないとのこと。
そもそもコロナのウイルスが原因だとすると、前例が少なく、神経系に異常をきたしているかもしれないとのこと。

というわけで、目眩専門の大学病院の先生を紹介してくれることに。
目眩体操や、運動を勧められる。

聴力検査のグラフでは右耳が左耳と同じくらいになっていたが、体感としては特定の周波数だけ拾ってる感じで左耳の聞こえ方とはかなり違う(左耳と比べてかなり聴こえづらい)

10日目

昨晩もあれ?という感覚があったけれど、右耳が、中に水が入ってコポコポいうような?耳抜きができないような詰まる感覚を感じるようになった。
難聴にならなくても誰しも一度は体験していると思うあの耳が詰まった感覚。
耳の中で何かが抜けてきている?ような変化がある気がする。

ステロイドの量は減ったけど、コーヒーを2杯飲むと動悸がするのでまだ一杯にすべし。

夜、歌を歌ってアゴを動かすと、耳つまりの感覚。
耳管が開放されるのか?高い声を出そうとすると耳に空気が動く。良いのか悪いのか?
昨日より音が取りやすい。休んでいたので腹筋も弱っている。

11日目

目眩は常にあるので、まだセルフ灸は毎日続けている。病院で渡された目眩体操もやっている。それぞれ目眩には効果を感じた。

母や友達と直接会って話すも、高域が響きすぎる。だけど、ストレス解消!

12日目

紹介された大学病院へ。さまざまな検査をする。
聴力検査の結果、順調に良くなっていることが分かり、あと1ヶ月もすれば治るだろうとのこと(検査結果のグラフをもらい忘れた・・・)。
処方された薬はそのまま予定通り飲むことに。

左側の目眩は引き続きあるため、目眩体操をすることを勧められる。

この頃の体感的には、まだまだ不安な状態。左右で違うピッチに聴こえることなどを相談したところ、だんだんと聞こえるようになってきた音を体が調整しようとしているとのこと(体ってすごい!)。

また、コロナにより、耳の神経が損傷を受ける例は大学病院では珍しくないらしい。

15日目

上咽頭を直接処置するEAT治療をしてもらいに個人病院へ。
聴力検査もしてもらう。
前回と比べたら劇的に良くなっていることを先生も確認。

◯が右耳 ✖️が左耳 縦軸が聴力レベル[dB]  横軸が周波数[Hz]

EAT治療が神経系にも良い影響があるとのことで、引き続き治療は続けることに。
この時も、治療をしてもらった夜に鼻の奥が軽くなって効果を感じた。

30日目

再度、EAT治療のために個人病院へ。
大きい音でなければイヤホンで音楽を聴いても大丈夫とのことで、帰り道に1ヶ月ぶりにイヤホンで音楽を聴けて嬉しかった♪

約45日後

目眩はいつの間にかなくなっている。
高周波の耳鳴りと右耳のモコモコ感、低域の聞きづらさはあり。

2ヶ月後

EAT治療はひと月に1度ほど継続中。コロナから2ヶ月近く経っていてもカメラで見ると上咽頭がまだ赤く炎症が残っていたのには驚き!

耳鳴りやモコモコ感、低域の聞きづらさもほぼ感じなくなり、日常生活、音楽活動にも支障がなくなった。

現在(ほぼ2ヶ月半)までのまとめ

突発性難聴は1週間、遅くても2週間以内に適切な処置が必要とのこと。それでも、完治1/3、改善1/3、治らない1/3と言われているそうです。
ここまで良くなって本当に良かったです。病院の先生、ネットの情報、家族や友人などの支え全てに感謝です!

お灸や、頭のマッサージで血流を良くすることや、ヨガで体を整えるのも良かったように思います。
目眩体操も、体操中は目眩の中行うので負担を感じますが、効果的でした。
直接、上咽頭を処置するEAT治療は、物理的にも効果を感じていますし、神経系の異常が改善した例も多数あるとのことで、今後も継続する予定です。





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