◆ 話のネタ ◆ No.38 20年目のうそつき
今から、45年前の大学生時代、私は、自宅から大学のある町までJRで50分かけて通学していました。
当時、親友の彼女だったS子さんとよく一緒になり、会話しながら通学&
通勤しておりました。 S子さんは、1歳年上で、OLになったばかりで、
いろいろな話をしてくれて、
男性では気付かない目線の話も多く、非常に勉強になりました。
今回は、その時学んだお話です。(以前、彼女の23歳の誕生日に23本の
薔薇を贈ったのもS子さんの話がヒントに! No.4 彼女へのプレゼント
視覚/嗅覚/味覚へアプローチ に詳細記入)
「だいたい、男は、卑怯じゃね!」
「どうしてです?」
「男は、結婚する時に、よく自分の両親を君の両親と思って、大切にして
欲しい」というじゃん。
「まぁ、確かによく聞くフレーズじゃね」
「それを言うんじゃったら、男の方が先に、
『僕は、君の両親を自分の両親と思って、大切にする。その代わり、僕の
両親も君の両親と思って大切にして欲しい』
というべきじゃないの!」
そう言われて、その時、もっともな話だと、深く感心しました。
その3年後、私は、当時付き合っていたK子さんと結婚しました。
結婚して、20年たったある日、些細な事で、妻と大喧嘩になりました。
その時、妻が、
「だいたい、あなたは、嘘つきよ!」
「なに~、嘘なんかついた覚えは、ないわい!」
「プロポーズの時に、『僕は、君の両親を自分の両親と思って、大切に
する。 その代わり、僕の親も君の親と思って大切にして欲しい』
と言ったじゃない!!
その言葉に感動して、結婚を決意したのに・・・・」
「・・・・・・・」・・・ 確かに、言ったような記憶が・・・・・
しかし、その言葉が、結婚のきめてになっていたとは、
20年間つゆ知らず・・・・
嘘つきでした、しかも、20年間も・・・
世の独身男性に言いたい、決して真似をしては、いけません!!
p.s. その後の人生かけて、うそつきを返上しようと思いながらも、
今、この文を書くまで更に20年忘れておりました・・・・死刑 💀
◆ 毎週、金曜日に発信予定です。
次回予告:No.39 Aさんの事:私は人殺しなんです
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