汎人類主義的国家論1
《神州帝国連邦について》
まず、我々汎人類主義者が建国する予定の神州帝国連邦について語る。
神州帝国連邦は神代家を皇族としていただく立憲君主制国家であり、地球上ただ一つの正統なる独立した主権国家である。
しかし、ここで欲しくない点として我々の言う「人類統一政府」の意味である。我々の言う人類統一とは分断的・排他的意味を持つ国境の廃止であり、行政・文化区分的意味の国境廃止までを意味するものではない。と言うのも、神州帝国連邦には直轄地は存在せず、数多の構成国家群によって構成される。つまり、万人は自由に地球上を行き来しどこへでも住めるが、一応それぞれの国家は残るのだ。もちろん、全ての構成国家は神代家から王をいただくことを必須とされる上に、神州帝国連邦中央政府および神州皇帝(天帝)への絶対的服従を求められるが、神州法の範囲内での自治が認められる。また、構成国家は自国内の文化奨励に努めることは許容される。というより、天帝が全民族の文化の擁護者である点からむしろ「ある民族独自の文化を奨励」することは義務であろう。
続いて神州帝国連邦の最高法規について述べる。我が国は4つの最高法規を有する独自の法体系を有する。その4つの法規とは、帝国統一憲法・神代法典・機械人形権利章典・帝国自治法である。
帝国統一憲法は国家と国民の関係および国土、その他国家機関の基礎的な事項を定めた最高法規である。神代法典は帝室たる神代家に関することを定めた最高法規であり、機械人形権利章典は我が帝国連邦に欠かせない機械人形(高度AIを搭載した人型ロボット)の権利関係を定めた最高法規である。そして、帝国自治法は神州帝国連邦政府と構成国および構成国と支分構成国(広域構成国家を構成する小構成国)、神州帝国連邦政府と支分構成国の関係を定めた最高法規である。
これらの最高法規を前提として、神州帝国連邦および構成国家は法を定める。ちなみに、これらの最高法規はお互いを同格としつつも、その専門分野に関しては優越するという関係である。
今回は以上で終了とする。
国家論2は近日中に書きます。ここまで読んでくださり、ありがとうございます!