【案内人さゆりのエッセイ】気持ちを打ち明けたときに、かけてもらいたい言葉
「そんなこと気にしなくていいよ!」
自分の純粋な気持ちを打ち明けたときに、即座にこの言葉を言われたら、その気持ちをここで晒したらダメなのかも・・・と思ってしまうことがあります。
相手は良かれと思って「気にしなくていい」と言ってくれているのかもしれません。それに、本当に「気にしなくていい」ことなのかもしれません。笑
例えば、
・〇〇さんにLINEを送っても返信が来ないんだよね
・実は、今日仕事でうまくいかなかったよ…担当したお客さんに怒られてしまって…
・自分の夢のために選択したのに、周りの人に反対されてしまって…
など、何気ない日常のモヤモヤ。
その話を聞いた人からすると、「大丈夫だよ!そんなに気にしなくてもいいことだよ!」と励ましたくなることもありますよね。
ただ、打ち明けた気持ちにほんの少し寄り添って<どうして、そういう気持ちになったのだろう?>と感情に意識を向けて
「どんなことがあったの?」「それはモヤモヤするね…」と、少し背景にある事情を聞いてもらえたり、その感情を一緒に味わってもらえたりすると、ホッとして、安心を感じられることがあります。
独りじゃないんだなぁと思えたり、この感情が自分の中にあるんだなぁとありのままの感情を自分の中で受け止められたりします。
だからこそ、傍から見ていると「そんなこと気にしなくていい」と思えることだとしても、少し寄り添って聴いてもらえると、もろくなった心も回復していくように私は思います。