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インナーマッスルとアウターマッスルの違いとは?関節の安定化を図るインナーマッスルの機能についても解説
ハッフーン!!
こんにちは、変態リハビリテーション大学のオネェ系学長TOKAMIXよ。
みんな、肩のお勉強は捗っているかしらん??
肩って色々あるけど、解剖のお勉強ってなると「筋肉を覚えなきゃ!」みたいになってない?
でも、一つ一つを覚えるのってチョー面倒だし、機能的なことを理解しないで覚えるだけだと、臨床の現場ではあまり知識を活用できないのよねぇ~。
ダ・カ・ラ、そんなあなたのために、今回の記事では「アウターマッスル」と「インナーマッスル」っていう大まかな筋肉の分類から解説していこうと思うの。
え!?そんな大まかな話より、筋肉一つ一つを細かく教えてくれだって??
んもぅ、せっかちねぇ~。
お勉強が苦手な人は、まずは大きくザックリしたところから入ると、ハードルが下がってお勉強が捗りやすくなるからいいのよ。
それに、肩の機能解剖を学ぶ上で、「アウターマッスル」と「インナーマッスル」の違いを知ることはとっても(× 6 )大事だしね。
この記事を読めば、「アウターマッスル」と「インナーマッスル」の大まかな特徴とそれぞれの機能的役割を知ることが出来るわ。
それじゃあ、今回も頑張って解説していくわね。
オカマパーーーンチ!!!
1.アウターマッスルとは?
みんなはアウターマッスルの「アウター」ってどんな意味か知ってる?
辞書で調べてみたら・・・、
「アウター【outer】:外側にあるもの」 って出てきたわ。
そう、ジャケットやコートのことを「アウターウェア」って呼ぶけど、この「アウター」と意味は同じ。
つまり、アウターマッスルっていうのは、最も外側に位置する筋肉のことなの。
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上半身だと大胸筋とか三角筋とか広背筋とか・・・、体のアウトラインを作る筋肉 と言ってもいいかしら?
筋肉モッコリマッチョな人達が主に鍛えているのが、このアウターマッスルなの。
この筋肉をモリモリにすると、体がデカく見えて筋肉フェチにはたまらない仕上がりになるのよね、ドゥフフ・・・。
2.インナーマッスルとは?
インナーマッスルの「インナー」も辞書で調べてみたら・・・、
「インナー【inner】:内側にあるもの」 って出てきたわ。
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そう、ブリーフやトランクスやT-バックなどの下着類は「インナーウェア」って呼ぶわよね(ちなみに私はブリーフ派よ)。
意味はこれと同じで、インナーマッスルっていうのはアウターマッスルの奥(内側)にひょっこり潜んで存在している筋肉のことなの。
ちょびっと話が脱線するけど、みんなはズボンの上からパンツを履くことはあるかしら?
余程アブノーマルな人でない限り、基本的にはないわよね。
パンツなどの下着は肌の上から履いて、そこからズボンを履くのがノーマルなプレイよね。
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筋肉も同じで、骨格から最も近いところにインナーマッスルがあって、その上を覆うようにしてアウターマッスルが存在するの。
この位置関係がそれぞれの筋肉の機能に関わるから、よく理解しておくといいわ。
3.体の各部位のインナーマッスル
ここまでで、アウターマッスルとインナーマッスルの違いを大まかに解説したから、今度はインナーマッスルのことを具体例を挙げて掘り下げていくわね(私のことは掘らないでね)。
インナーマッスルっていうのは、体の各部位に存在している筋肉なの。
以下がインナーマッスルに分類される具体的な筋肉よ。
〇 体幹にあるもの
「内腹斜筋(ないふくしゃきん)」
「腹横筋(ふくおうきん)」
〇 肩関節にあるもの
「棘上筋(きょくじょうきん)」
「棘下筋(きょっかきん)」
「小円筋(しょうえんきん)」
「肩甲下筋(けんこうかきん)」
※4つ合わせて「回旋筋腱板(かいせんきんけんばん)」と呼ぶわ。
〇 股関節にあるもの
「腸腰筋(ちょうようきん)」
「深層外旋六筋(しんそうがいせんろっきん)」
「小殿筋(しょうでんきん)」
漢字にふりがなまで付ける優しい ワ・タ・シ・・・、ドゥフ!!
で、インナーマッスルには色んな筋肉があるから、その特徴をわかりやすく解説出来るように、股関節と肩関節周りの筋肉を例に挙げるわね。
4.股関節周囲のインナーマッスル
まずは股関節周りのインナーマッスルよ。
股関節っていうのは・・・、
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大腿骨にある「大腿骨頭(凸側)」 と 寛骨にある「寛骨臼(凹側)」が合わさって出来た関節よね。
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そして、その上から靭帯やら何やらが関節を覆っていて、関節を繋ぎ止めてるんだけど・・・、
更にその上から関節を覆っているのがインナーマッスルになるの。
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そのインナーマッスルが「腸腰筋」「小殿筋」「深層外旋六筋」になるんだけど、それぞれの位置に注目してほしいわ。
まず「腸腰筋」なんだけど、位置的には股関節の前側にあるの。
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次に「小殿筋」なんだけど、位置的には股関節の外側にあるわね。
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最後に「深層外旋六筋」、これは股関節の後側にあるわね。
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これがどういうことか、みんなはピンと来るかしら?
そう、関節の周りをグルッと取り囲むようにして筋肉が付いているの。
(私もダンスィ~にギュンギュン取り囲まれたい・・・。)
そして、この特徴は肩関節周りのインナーマッスルにも共通しているわ。
5.肩関節周囲のインナーマッスル
さて、ここからはみんなの大好物、肩関節の話になるわ。
肩関節って、複数ある肩周りの関節を全部ひっくるめての名前になるんだけど、ここではその一つに含まれる「肩甲上腕関節」とその周りにある筋肉のことを解説していくわね。
まず、肩甲上腕関節っていうのは・・・、
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上腕骨にある「上腕骨頭(凸側)」 と 肩甲骨にある「関節窩(凹側)」が合わさって出来た関節よね。
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そして、股関節の解説と全く同じになるんだけど、やっぱり関節の上には関節包やら靭帯やらがあって、更にその上にはインナーマッスルが存在するのね。
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そのインナーマッスルが「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」になるんだけど、これもやっぱり股関節と同じで関節を取り囲むようにくっ付いているわけ。
「棘上筋」は関節の上側、
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「肩甲下筋」は関節の前側、
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「棘下筋」と「小円筋」は関節の後側、
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ってな感じにね・・・。
こんな感じで、関節の周りを筋肉達が囲って囲っておしくらまんじゅうすることで、関節はギュンギュンに安定性を高めることが出来るの。
6.インナーマッスルの機能的役割
インナーマッスルは関節の安定性を高めるって解説したけど、ここからは具体的にどう安定性を高めているかを解説するわね。
で、これをわかりやすく解説するために、またまた話を脱線させるんだけど・・・、みんなはTーバックを履いたことはあるかしら??
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あれって、Tーバック(凸側)がケツの割れ目(凹側)に強く食い込むことで、いい刺激が生まれるのよね。
この話を肩甲上腕関節に当てはめると・・・、
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凸側の上腕骨頭が凹側の関節窩に強く食い込むように引き付けられることで、関節の安定性が高まって外れにくくなるわけ。
そして、上腕骨頭を関節窩に強く引きつけるのが、インナーマッスルの役割になるの。
上腕骨頭の周りに付いている筋肉達が、冷えた金〇袋の如く縮みあがることで、関節窩の方向に上腕骨頭を引っ張り込んでいるのね。
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ちなみに、上腕骨頭を関節窩に引き付ける力のことを「求心力」って呼ぶんだけど、この「求心力」が強くなる程、関節はより安定したものとなるのよ。
7.インナーマッスルによる関節の安定化
インナーマッスルによる「関節を安定させる機能」っていうのは、肩甲上腕関節や股関節をスムーズに動かす上では物凄く重要になるの。
ここでは、それが具体的にどう役に立っているのかを解説するわね。
みんなは浮気性なダンスィ~及びジョスィ~とお付き合いしたことはあるかしら??
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彼女・彼氏がいるにも関わらず、他の異性を見つけるや否や、サルのように飛びつくお下のユルい人がいるとしましょう。
そういう人って、あたり構わず色んな所に飛びついた結果、どこかでトラブルを起こして痛い目を見ることがあると思うの。
この話を、肩甲上腕関節の運動の話に当てはめていくわ。
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腕を上げる時、肩甲上腕関節では骨頭部分を軸にして上腕骨が動くんだけど、この時の上腕骨頭は関節窩に収まるようにしっかりと固定されているの。
でも、その上腕骨頭が関節窩にしっかりと固定されておらず、ユルユルガバガバの状態だったとしましょう。
すると、浮気性な人が色んな異性の所に飛びつくが如く、骨頭が過剰に上やら前やらにブレて移動してしまうの。
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フラフラと色んな方向に骨頭が動いた結果、隣接する骨のパーツにぶつかるといった現象が起きると、その間にある筋肉やら何やらが強い衝撃を受けて、ダメージを負ってしまうのよ。
こういった関節周囲のトラブルを防ぐために、関節を動かす際にインナーマッスルがしっかりと収縮して、骨頭を関節窩に強く引きつけているわけ。
8.アウターマッスルとインナーマッスルの協同作用
最後は、アウターマッスルとインナーマッスルの機能的な役割について解説していくわね。
関節っていうのは、高所に立った時に金〇袋が縮みあがるが如く筋肉が収縮することで動くのね。
で、関節を動かす時にはアウターマッスルとインナーマッスルの双方が収縮するわけ。
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でも、関節を広い範囲で強い力を発揮しながら動かしているのは、アウターマッスルが主に担当しているの。
そうね、肩甲上腕関節でいうと三角筋がアウターマッスルとして挙げられるわ。
例えば、脇毛を剃る時って脇を大胆におっぴろげることで、脇毛とコンニチワ出来るじゃない?
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そうやって、腕を高く挙げる動作では、上腕骨に付いている三角筋が収縮することで、上腕骨を上方向に引っ張り上げているの。
一方、その時のインナーマッスルはというと・・・、
三角筋と一緒になって、上腕骨を上方向に引っ張り上げようとはするんだけど、三角筋ほど強い力は発揮できないの。
でも、サボっているわけじゃなくってよ。
インナーマッスルの最も重要な役割は、関節窩に骨頭を強く引きつけて、骨頭が色んな方向にブレて動かないようにすること。
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つまり、関節運動の軸となる関節部分をしっかりと安定させることで、関節運動をスムーズに行えるようにしているの。
特に肩甲上腕関節のように 可動域が広い関節っていうのは、骨頭がブレやすくなっている から、このインナーマッスルの役割がとても重要になるのよ。
そうやって、インナーマッスルがユルユルガバガバの関節をしっかりと補強した上で、アウターマッスルが大きく関節を動かすことで肩はスムーズに動くことが出来るの。
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このインナーマッスルとアウターマッスルのように、二つ以上の筋肉が手を取り合ってカップルのようにイチャこきながら、協同して一つの関節運動を遂行することを「筋肉のフォースカップル作用」って呼ぶのよ。
この「筋肉のフォースカップル作用」があることで、みんなは今日も何事もなく、脇を大胆におっぴろげながら脇毛を剃れるってわけ、ジョリジョリ・・・。
9.まとめ
ふぅ・・・、結構ザックリと説明した感じだけど、どうだった?
ちょっとは肩関節周囲のインナーマッスルとアウターマッスルの違いについて理解できたかしらん??
それじゃあここからは、これまでの解説のまとめをするわね。
インナーマッスルは骨格に近いところに存在する筋肉のことで、アウターマッスルはその上を覆うようにして存在する筋肉のこと。
股関節や肩甲上腕関節の周囲にあるインナーマッスルは、上側・前側・後側と関節の周囲を取り囲むように付いている。
肩甲上腕関節では、インナーマッスルが上腕骨頭を関節窩の方向に強く押し付けることで、関節が外れたりブレたりしないように安定させている。
アウターマッスルの作用により関節を大きく動かす時には、インナーマッスルも作用して関節運動の軸となる関節部分を補強している。
一つの関節運動をスムーズに遂行させるために、アウターマッスルとインナーマッスルが協同することを「筋肉のフォースカップル作用」と呼ぶ。
と、まぁこんな感じかしら・・・。
筋肉の分類って色々あるけど、これから肩の解剖の勉強を頑張ろうって人は、まずはこの辺から勉強するとわかりやすくっていいんじゃないかしらね。
ゲスい例え話も沢山入れちゃって、不快な思いをした人もいるかもしれないけど、そこは私の投げキッスに免じて許してね、ブチュ!!
この記事が、ちょっとでもみんなのお勉強に役立つことを願うわ。
それじゃあ私はここいらで失礼するわ。
チャオ~~~!!!