【速報】展示作品が1点追加になります(27作品になります)
生誕120年 長谷川潾二郎展「ひっそりと、ささやかに。あの日の先に」では個人蔵の作品26点を展示します、と前からお伝えしてきましたが、幸運
なことに一点追加になり、27作品になります。
今回紹介する「フライパンのある静物」(1962)は、1979年頃の「静物(フライパンと卵)」(平松洋子著「忘れない味「食べる」をめぐる27篇」の表紙にもなっています)と画題は似ていますが、背景や敷物の色が異なり、それだけで重厚感があります。ちなみにかの有名な「猫」は1961年作。このえんじ色の敷物の色をみるとタローが寝ていたものと同じと思われます。(あ、違うかも)
※注:「猫」は1966年作でした。すみません!
机上の静物に関しては、同じ画題を何度も描いてきた潾二郎ですが、卵がのったフライパンという特徴的なモチーフを、知られている1979年の作品より17年も前から描いていたというのは大変興味深いですし、グラスに入った卵の殻というのは、実験的な要素を感じます。
※こちらの作品、まだ画像データも用意できていないので、速報ということで、スマホで撮った写真を掲載します。映り込みが激しくすみません。
実物をぜひご覧ください!撮影禁止のパネルがありますが、許可を取って撮影しています。
▶生誕120年 長谷川潾二郎展 ~ひっそりと、ささやかに。あの日の先に
▶会期:2024年9月22日(日・祝)~9月30日(月)
▶会期中無休
▶午前10時~午後6時(最終日午後4時まで)
▶入場無料 (販売なし展示のみ)
▶場所:鈴木美術画廊 東京都中央区銀座1丁目13-4大和銀座ビル
▶TEL.03-3567-1114
▶主催:長谷川潾二郎 愛好家