
「実は虹って七色じゃないねん」
空にかかる虹。あの「特別感」を得ることが出来る、「晴れやかさ」や「大自然を感じる事の出来る虹である。
ちなみに、「虹」の感じの成り立ちはどうやら空に昇る竜が地と空を分かつ意味合いがあるらしい。なんとも超自然的である。
虹は、龍になる大蛇が天空を貫く時に空に作られるものと想像されていたため、蛇を表す虫偏。さらに、「貫く」とか「天と地をつなぐ」などを意味する「工」の字で「虹」という漢字ができたんだとか。

虹は日本では「赤・橙・黃・緑・青・藍・紫」の七色が基本だが、どうやらアメリカだと5色、台湾だと3色だったりと色の認識が異なるらしい。
ちなみに、みなさんは「虹の色は?」と聞かれたら、何と答えますか?
日本では広く7色と認識されており、色は赤・橙・黃・緑・青・藍・紫の順番で並んでいるとされています。
これは、万有引力の法則で有名なニュートンが発表した考え方です。
しかし、様々な国の虹を調べてみると、共通して7色というわけではないようです。

なぜこんなにも違うのだろうか。これは複雑な背景があるが大きくは文化的な背景が影響しているようである。
そこに生活する人々の周辺にどれだけの色があったか、どんな言葉があったかに起因している。
例えば、画像にある南アジアの様に2色の人たちは色彩に対する認識度合が小さい(例えば空を「黒い空」と言ったりする)ので、文化→言語→認識で我々の見えている(≒認識している)世界が異なっているといえるだろう。

ちなみに、私たちも「はちみつの様に甘い」「スイカの様に甘い」と「甘い」を一律でとらえているが、もし甘さに(青い空と黒を区別できるように)区別が出来る人種がいたら「こいつは何を言ってるんだ」と思われるかもしれない。
さて、ここで「はちみつの様に甘い」「スイカの様に甘い」をそれぞれ以下の様に言語で定義するとする。
「はちみつの様に甘い」=「はにあみ」
「スイカの様に甘い」=「すいあみ」
※「あみ」は「色」と同様の使い方
仮にここで「はちみつ生ハムメロン」なるなんとも前衛的な食べ物を食べたとき、「ちょっとすいっぽいけど、はにが強めだよね」「え!?すいめろのちょいはにじゃない?」みたいな専門用語みたいな会話をする事も日常になるのではないだろうか。

七色十色。