『学校の怪談2』(1996)
監督は1作目に引き続き平山秀幸監督。
田舎の学校が舞台で、塾の合宿で東京から来た少年少女と現地の少年がメインで物語が進んでいく。
この学校では、4月4日の4時44分に何かが起きると噂があった。
そんな中、合宿中に肝試しが行われて各自準備に取り掛かっていたが、1人の少年が学校の時計台に進入して歯車に靴を落としてしまい、靴が歯車に引っかかって時計が止まってしまった。
時計はちょうど4時44分で止まり、この学校では不可思議な現象が起こり始める......。
前作をさらにパワーアップさせた最高傑作!
この『学校の怪談』シリーズは怪談を遥かに超えた、壮大なSF映画なんだよね。
タイトルからは想像出来ない展開、演出には毎回度肝を抜かれるし、ちゃんと学校の七不思議も取り扱っていて今回は二宮金次郎像と人面犬などをリアルに表現している。
前作『学校の怪談』で先生役を演じた野村宏伸さんは今回は先生ではなく泥棒役をコミカルに演じている。
他にも『男はつらいよ』でお巡りさん役を演じていた米倉斉加年さんが和尚さん役、同じく『男はつらいよ』のシリーズ後半によく登場していた神戸浩さんがお巡りさん役で出演されてたのは嬉しかった。
スタッフも前作と同じらしく、SFXの遊び心は定番化していてなんだかクスッと笑える演出がある意味『学校の怪談』らしさを出している気がする。
前作に増してストーリーもパワーアップしていて、これも定番化しているけど学校で逃げ回っていると謎の生徒がいつの間にか居て、最後まで一緒に行動するみたいなのがあって、それが今回はかなりの衝撃で思わず泣きそうになった。笑
『学校の怪談』まだ見たことない人は是非見てみて下さい!めちゃくちゃ面白い。
別に話しが繋がっている訳じゃないから、とりあえず2だけ見ればいい。
マジで面白いから!
おすすめ!