読書の日記
エッセイです!
読書の日記。いちばん、当たり障りがなくていい。気楽だ。もちろん、不完全なものです。足りない部分は、補ってください。読んだ人たちが。
夏目漱石「吾輩は猫である」再読。大昔に読んで、しばらくほったらかしにしてたが。どこから開いても面白い。文章がなんというか、踊っている。
漱石は落語が好きだったそうだ。その影響だろうか。でも、そんなことはどうでもいい。「吾輩は猫である」固有の世界をながめていたい。小説のたたずまいをみたい。
先日、詩人の清岡卓行の書いた小説を読んだ。図書館で。タイトルは、忘れた。
文章の横顔が、良かった。文章以上のものを読み取れた気がする。でも、それが
ホントの読書かもしれぬ。
ファーブル昆虫記。これも、好き。特に虫が好き、という訳じゃない。ファーブルの虫にたいする態度がいい。少年みたいに目が輝いている。これを感じとることは重要だ。
情報を摂取する読書。もちろん、あるべき。でも、個人的には、その奥にあるものを見つめたい。でなきゃ、読書はつまらなくなる。文字を追うだけの苦行になってしまう。
結局、自分よりも大きな世界と繋がりたいから本を読むのだ。単に物知りになるだけでは、つまらない。ぼくはそれだけでは満足できない。
不完全な日記です。繰り返すが、足りない部分は、補ってください。みなさんで。自分は自分の言える範囲しか、ものが言えない。