何回も何回もあかんって言ってるのに、何回も何回もこたつに立ち階段を降りるように俺に落ちてくる。受け止めいなし転がすと腕枕の体制で部屋の天井の隅を見ながら体の感覚に全集中してる。またガシガシとこたつに登る。あかん、は右から左に受け流す。ふわっの浮遊感はバンジー並み。楽しくて楽しくてしょうがない。アフォーダンスの学びとダチョウ倶楽部のノリは眼中に無い。今だけの先の細い茶色く軽い巻いてる襟足の髪の毛がふわっと舞うと抱き合う。首と髪の匂いを嗅ぎ反転させ胡座の父椅子にストンと座らす。お
中之島美術館といったらヤノベケンジの宇宙猫。嫁のせっかくの美容室後の優雅なひと時をぶち壊しての中之島美術館。太郎の中学での部活の第1希望が美術部だったため、良い勉強になるとの思いからの強行日程。嫁が12時に美容院からいそいそと自転車で戻ってきた割には大荷物。子の喜ぶピカチューマンと親の喜ぶトンカツの惣菜やらなんやら。その戦利品の一番の目玉を冷蔵庫にしまう前に一度見せてくれる。彩華ラーメン。食いつきたい話題をいなし、太郎の歯を久しぶりに磨き、用意しバイクに乗る。日曜の中環と新御