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「首相高市早苗」アンチフェミにより爆誕か?
女性の社会進出や女性の活躍・地位向上といった「フェミニズム」からほど遠い保守派のひとたちによって日本の憲政史上初の女性総理が誕生するかもしれないという面白い事態が起きています。
自民党の党員や国会議員の女性の割合が増えたわけでもないのにこれはどういうことでしょう。
わたしはいままで日本で初の女性総理になるのはお隣韓国の初の女性総理朴槿恵やインド初の女性首相インディラ・ガンディーのように元首相や元大統領などの大物政治家の娘、日本だと田中真紀子や小渕優子のような親父が総理のような2世議員がなる可能性が高いと思っていました。
Wikiによると高市早苗氏のお父様は普通のサラリーマンでお母様も働いていたという国会議員のご両親としては大変珍しい共働きというご家庭に育ったそうです。これまた保守層の理想とする夫が外で働き、妻は専業主婦として家を守り子育て・家事をするというあるべき「伝統的な家族」とは違っています。
アンチフェミの保守層といえども対中国の姿勢や改憲などで主義・主張が一致すればほかの男性候補を差し置いて女性候補を応援するというのは意外な思いがしました。
日本では女性国会議員の割合を強制的に半分にするクオーター制のようなものが導入しないと女性は総理大臣になれない、「ガラスの天井」を突き破れないかのようにリベラル界隈では言われてきました。しかし今の情勢だとそんなものがなくとも政局次第では女性総理が誕生する可能性が十分生まれるようです。
そもそも女性議員だから必ず女性の総理候補に入れるわけでもないのです。仮に高市早苗氏が総裁選で勝利し首相指名選挙で与党の候補となっても野党の女性議員は立憲民主党が対抗馬として担ぎ出すであろう男性の野田氏に自分の票を入れるでしょう。
女性議員が増えれば女性総理が生まれやすくなるというわけではないようです。
さて女性総理が誕生したら女性ならではの政策、もっと言えばフェミニストをはじめリベラルの人が望むような政策が行われるでしょうか。少なくとも高市総理では夫婦別姓や同性婚の合法化は無理でしょう。
そもそも女性総理・女性政治家には女性ならではの政策が実現できるというフェミニストやリベラルの方の考え方もジェンダーレスが理想なはずなのに矛盾しています。
女性初の首相誕生か、といういつもの「誰がなっても変わらない」とは少し違う今回の自民党の総裁選。自民党の党員や議員の方には憲政史上初となる女性の首相誕生を是非選択してもらいたいものです。