「ピラミッド」が通じない⁉︎エジプトのローカルバスでギザへ行く 旅人ゴリラの定期報告エジプト編♯1
みなさんこんにちは。こんばんはの人はこんばんは。旅人ゴリラです。
前回、前々回とアラビア半島を旅していましたが今回からは一気にアラビア半島を飛び越し、ついにやってきましたアフリカ大陸エジプトです!
「ピラミッドを見る」というのは旅の一つの目標でもありましたので凄く楽しみです!
なのですぐにでもピラミッドを目指したいのですが、まずはエジプトの首都カイロについた感想から。
物価が安い!!
エジプトは世界でも1、2を争うほど物価の安い国。それまで日本と同じかそれ以上ぐらいだったアラビアのオマーンやドバイにいたゴリラからするともうパラダイスです。
例えば、
道端でよくこんな感じ↓で売ってるケバブのロール(エジプトやアラビアではシュワルマと呼ばれる)は、
250円!(50エジプトポンド)
(※1EGP=約5円)
一本の量が多くて一本食べればお腹いっぱいになれるのでコスパ最高。
アラビアンを感じるシーシャ(水タバコ)は、
フレーバー付きでなんと175円!(35EGP)
それに、道端で買ったリンゴにいたっては小ぶりのものを4つで驚愕の25円(5EGP)でした!
僕的には特にシーシャが175円が嬉しくて、エジプトに来てからというもの時間があるとすぐ吸いに行ってます。(ゴリラは普段タバコは吸いませんがシーシャは大好きです)
それに、お酒が禁止されているムスリムの人々にとってもシーシャは貴重な嗜好品として楽しまれているようで、カイロでは多くのエジプト人が男女を問わず道端の喫茶店で美味しそうにプカプカやってました。
___〻
さて、シーシャも吸い終わったところで、いよいよカイロからギザの三大ピラミッドに行こうと思います。
で、色々調べてみたんですが基本的に観光客は観光ツアーかタクシーで行くのが主流のよう。
…でもなんかタクシーは面白くないな
それに、カイロからピラミッドまで100EGP〜150EGPほどもかかります。
(まあ、500円〜750円なんで全然高くないんですが)それでもシュワルマやシーシャを見た後だと割高に感じます。ましてやリンゴだと何個分でしょうか??
ということでなんとかローカルな方法で行きたいと思いGoogle先生に相談。
お!出てくるじゃん!過去に3回ほど裏切られた気もしますが、さすがはGoogle先生です。やっぱり頼りになるなぁ。
なんでも、途中までは地下鉄(メトロ)で行って、そこからマイクロバスとやらに乗り換えるようです。
いざ出発。まずは電車。
カイロの中心部にあるナザール駅(nasser駅)から満員の地下鉄に乗ってマーギルギス駅(Mar girgis駅)へ
インドのムンバイで乗ったような改札なし、ドア開きっぱなしの電車を想像していましたが(インド編♯1ご参照)エジプトのメトロは普通に自動改札だしドアが閉まるしで快適でした。
片道5EGP(約25円)は安い!
10分ほどでマーギルギス駅到着。
マーギルギスではエジプトのキリスト教であるコプト教の有名な教会も見れて得した気分。やっぱりタクシーにしなくてよかった!
さて、次はGoogleの言うマイクロバスとやらの乗り場に向かいます。
10分ほど歩くと、
壺の工房が立ち並ぶ通りに到着。
壺を見るのは面白いけど、
ここじゃないよなぁ…
地図をよく見返して、今度は地図上だと絶対ここだと言うところに到着。
絶対違う。
どう見ても工事現場だし。
やっぱりGoogle先生は頼りになりません。
仕方がないのでバスは諦めて近くにいたトゥクトゥクで向かうことにしました。
が、ここで僕は初めて知ります。
エジプトのローカルの人には「ピラミッド」が通じない。
トゥクトゥクの兄ちゃんにいくらピラミッドと言っても怪訝な顔をされるだけ。恥ずかしながらこれはかなり衝撃でした。なんとなく通じると思い込んでた。
それでもなんとか「ギザ」と「バス」は通じたのでギザにあるバス乗り場に連れて行ってもらうことに。
20EGP(約100円)で20分ほど走ってもらってバス乗り場に到着。
ですが、やっぱりここでも「ピラミッド」は通じません。
それから10分ほどバスに近づいてはピラミッドなどと訳のわからないことを連呼する不審者になってましたが、それを見かねたのか白い軍服を着た人が近づいてきて僕の腕を掴んでそのまま連行。
軍服にビビり散らす僕に、どうしたの?と言う風に聞いてくれましたがこの軍服の人も英語はわからなかったようで、道の真ん中で軍人とゴリラがお互いに三角形のジェスチャーをして必死に意思疎通。
ここでやっとピラミッドはアラビア語でハリムだということがわかりました。
ここまで読んでくださった方はこれだけ覚えて帰って下さい。ゴリラが必死に掴んだ情報です。エジプトでちょっとだけ役に立ちます。
※「リ」の発音は正確にはリとラの間みたいな発音でした。
紆余曲折ありましたがようやくバスに乗車。
ぎゅうぎゅう詰めのバスに20分ほど乗車してハリムの最寄りに到着。10EGP(約50円)
そこからさらに動物の群れと一緒に20分ほど歩いて、
ついにピラミッド到着!!
遠かった〜。地図上ではそこまで距離はないのですが、ちょっとした冒険でした。
さて、尺も長くなっちゃってますがピラミッドの感想を少しだけ。
月並みですが、感動します。
何千年も前に人間が作ったと言われてもにわかには信じられません。
宇宙人が作ったと言う方が正直まだ信じられるというほどのスケールと完成度を持ってます。
それでも、やっぱり人間が1から作ったのであればその当時の人々が何世代にもわたって研究と試行錯誤を繰り返した集大成、それがピラミッドなんだと思います。
そう思うと涙なしには見られない。
※実際初期の頃のピラミッドはもっと大雑把な階段状のものだったり、途中で設計変更したような屈折したものだったりするので試行錯誤してたのは間違いないです。
↑クフ王のピラミッド内部の王の間への道。こんな巨大な空間がピラミッドの中にあって今まで崩れてないなんてやっぱり信じられない。
この先のファラオのミイラが収められていた部屋は隙間なく完璧に石が敷き詰められている壁や完全な長方形の部屋など必見です。
さて、今回も長くなってしまいましたが以上!
いかがでしたでしょうか?
ピラミッドに関しては簡単に感想は書きましたが言葉や写真では伝えきれない程のスケールや感動がある場所ですので、実際に足を運んでいただくことを強くお勧めします。ゴリラは苦労していましたがタクシーで行けばカイロからすぐですしね。
↑それに、ラクダにも乗れますよ!
でも、早速今回のピラミッドでエジプトのピークが過ぎてしまったと思ったら大間違い!
サハラ砂漠の1泊キャンプツアーに参加して広大な砂漠の夜空の下で眠ってきましたので次回はそのレポートです!
ピラミッドだけじゃないエジプトの魅力を伝えたいと思います。
乞うご期待!
PS.
筆者もエジプト人も大好きなシーシャにはレモンやリンゴやミントやマンゴーやグレープなどいろんなフレーバーがありますが、その中でも筆者のお気に入りはキウイです。
薄味の爽やかな甘味が最高に美味しい。
めっちゃおすすめです。
でも、あんまり調子に乗ってプカプカやりすぎるとヤニクラ(ニコチンと一酸化炭素中毒)になって気分が悪くなるので注意して下さいね。
ちなみに僕は毎回なります。
だって美味しいんだよ。
さあ、Let's shisha life!