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エーゲ海航海日誌1 トルコから騎士団の島ロードス島へ!旅人ゴリラ生存報告ギリシャ編♯1

みなさんこんにちは、こんばんはの方はこんばんは。旅人ゴリラです。

さて、今回からはギリシャ編!
トルコからエーゲ海へと繰り出し、ギリシャへ入国です!
今回と次回でエーゲ海を横断!船で島々を渡ってアテネを目指します!

船旅です!

というわけで本編!

イスタンブール→ロードス島

まずはエーゲ海に漕ぎ出すために前回まで滞在していたイスタンブールからバスでトルコ南西の港町マルマリスへ移動します。

イスタンブールから直接行く船もあるかな?と思って探してみたんですが、ギリシャとトルコのビミョ〜に仲が悪い関係性(?)のせいなのかなかったので渋々トルコ内をバス移動。

名残惜しみつつイスタンブールにさよなら

イスタンブールからマルマリスへの夜行バスは995リラ。(=約5,100円)
約12時間の道のりです。

最近バスが多いので長時間移動も慣れっこ

夜9時発、朝9時半着。

ちなみに、そうして着いたマルマリスですがマルマリスは何もない港町でした。

港にタコがいただけ

なんかリゾート地にしようと頑張ってる感じはありましたが、時期が悪いのか町は閑散としてましたね〜。

なので着いて早々特にすることもなくなっちゃって、港まで行って大人しくフェリーの出港を待つことに。

フェリーは1日1本で午後5時発。
料金は1515リラ(=約7,900円)です。
ロードス島までたった1時間だけなのに高い!(泣)

マルマリスの港
でも船はカッコいい。

さて、トルコはここまで。
ついに海を渡ってギリシャ上陸です!

美しきエーゲ海!ロードス島到着!

海が本当に美しい

ロードス島といえば、もしかすると有名なライトノベル「ロードス島戦記」で名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。

が、「ロードス島戦記」と現実のロードス島は全く関係ありません。
いや、ないんかい。

ただ、現実のロードス島もエーゲ海の中で小アジアと最も近い場所に位置していることから歴史の中で何度か戦火に見舞われ、13世紀後半から300年ほどはキリスト教騎士団である「ヨハネ騎士団」の拠点となりキリスト教の東の前線基地となっていました。

そんな経緯から島の北部は要塞化され、騎士団が使っていた城を中心に砦の中に町が作られています。

砦や壁がぐるりと町を覆う

そしてそんな町は砦が遺跡となった今でも健在。
つまり、「町の中に遺跡がある」というより、こんな感じ↓に「遺跡の中に町がある」。

町と外を繋ぐ道路
ちゃんと車線になってるのが面白い
明るいネオンと静かな砦跡のコントラストもいい
騎士団拠点の城への道は荘厳
脇道に逸れるとちゃんと表札があって人が住んでたのも驚き
立派な城跡
中には豪華な騎士団の暮らしが残されています
たまに見つける騎士団のマークがかっこいい

ちょっと観光地化され過ぎているような気もしましたが、石造の家や石畳の道などトルコよりもまたグッとヨーロッパ感が増して歩いていてとても楽しかったです。特に中世を感じる壁が最高です。

豚肉だぁ…!ギリシャ料理ギロス(GYROS)を紹介!

ポテトは全世界共通

景色を見てばかりだとお腹が減ってくるのでここらでギリシャ料理の紹介コーナー。
ギリシャでよく食べられているストリートフード、ギロス(GYROS)です。


え?なんだ、またケバブか。。

チッチッチッ。
そう思った人はまだまだ甘い。
ギロスとケバブは似て非なるものです。

なぜなら、中身が豚肉。

そう、イスラム圏では絶対に食べられない豚肉が入っています。
ちょっと個人的な話になりますがこれは美味しい、というより本当に嬉しかった。
マレーシア〜インド〜アラビア〜エジプト〜トルコと旅してきてほぼ見ることすらなかった豚肉がようやく食べられる…!
※インドはイスラムではありませんが、豚は基本食べません。

これはほんとに感無量でした。涎が止まりません。
そんなゴリラなので多少贔屓入ってるかも知れませんが、GYROS評。

味付けにはヨーグルトが入っていて、初めは驚いたんですがこれが意外と美味しい。
日本人的には驚きでしたが、豚の塩気とヨーグルトの酸味が意外にもMATCH。
豚だけだと脂でギトギトになってしまうところをヨーグルトがさっぱりと流してくれるのもGOOD。
包んでいる生地がしっかりと厚みのあるパン生地なのも食べ応えがあってNICEでしたね。

ということで、ギリシャに行ったら是非食べてみて下さい。
特に2.3ヶ月豚肉を抜いてから食べるのがオススメ。涙が出ます。

え?2.3ヶ月抜いたら豚料理なんでも涙が出るって?
え?豚肉なだけでやっぱりほぼケバブじゃねって?
豚肉で泣くのはお前だけって?

確かに。。
ちなみに焼き方↓は完全にケバブです。

店員の人もケバブでわかってくれます。あと鶏肉のギロスもあります。

偉そうに甘いとか言ってすみませんでした!

あ、でも美味しいのは本当ですよ。
ちなみにお値段は3〜5ユーロ。(1ユーロ=約160円)
物価の高いギリシャのなかでは比較的リーズナブルなのもありがたいですね。


ロードス島の巨像とリンドス村

最後にサクッとロードス島の他の見所にも行ってきました。

まずは「ロードス島の巨像」。
ロードス島にはかつて高さ50メートルにも及ぶ巨大な太陽神の像があったとされており、海を跨いて立つその姿はかのギザの大ピラミッドと並ぶ世界7不思議の1つとなっていました。

ただ、遠い昔に崩壊してしまったか元々空想だったか、今はただ鹿の像が立ってるだけ。

なんで鹿?対岸にはオスの像も

まあ、そもそも世界7不思議は現存しているのがピラミッドだけですし…。

また、ロードス島の南東にはリンドス村という白い壁と青い海のコントラストが美しい村もあります。

白い村と青い海と丘の上の砦跡のコントラストが美しい絶景
村の中の路地は迷路みたいになってて楽しい

ここもロードタウンでバイクを借りれば片道1時間ほどで行けるロードス島マストスポットではあるのですが、紹介したい内容が次回と被るので今回は泣く泣く割愛します。

以上!

エーゲ海に浮かぶ島ロードス島いかがでしたでしょうか?
船で美しい海を渡って美しい島々を巡るのは本当に楽しい!
というわけで、次回はエーゲ海航海日誌2、断崖絶壁に町がある火山島、サントリーニ島に行ってきましたのでそのレポートです!

乞うご期待!

PS.

ギリシャ旅行をする場合は絶対に日曜日は避けてください。
というのも、ギリシャ人は日本人と日曜日に対する感覚が異なり、ギリシャ人にとって日曜日はガチの休息日。
スーパーからレストランまでほぼ全てのお店が閉まります。
それは首都アテネであっても例外ではなく、人通りもなくなってほぼゴーストタウンと化します。

人気が消える首都アテネ

どちらの日曜日がいいかは人それぞれですが、「休み」に対するギリシャ人の本気度を感じますね。

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