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初めてのコロナ感染

初めてコロナにかかってしまった。

前月から残業三昧でつらい日々を送ってきた。集大成的な会議当日の朝、発熱していた。

前日の夕方、喉が乾燥していた。週末、薬をもらいに行かなきゃな~と思うほどで、夜は普通に布団に入り、普通に眠った。しかし、夜中に寒くて寒くて目が覚めた。カラダもキシキシして痛かった。眠れず朝を迎えた。身体を起こそうとしたが、起き上がることもつらくて諦めた。悩むことなく職場へ連絡してお休みをもらった。かかりつけの個人院医院に予約を入れ、発熱していたため外で待機した。その時は37.5度くらい。悪寒と朝の寒さ、その上頭痛、身体が痛い。「次、お呼びしますね〜」から呼ばれるまでが長かった。5分だったかもしれないし、30分だったかもしれない。つらすぎて記憶にないが、とにかく寒さで気絶しそうだった。

診察室で先生は喉を診て「あー、、、」「コロナとインフルの検査しておく?」と確認され、お願いした。「10分後に結果出ますからね〜」と言われて、再び極寒の外で待機。寒くて寒くて「もーだめかもしれない。限界かもしれない。」と気が遠くなりかけた時に、キター!呼ばれた。「インフルは陰性ね、コロナは陽性です。」結果を見た時には頭が真っ白になった。まさかコロナとは。すっかりインフルと思い込んでいたのもあるが。そして先生は「コロナの薬ってあるんだけど15,000円なのね。どうしますか?」と。一瞬迷ったが、お安い普通の風邪薬を処方してもらった。

発熱して身体が重く、意識も朦朧としかけていたが、コロナ診断され、薬も処方してもらえたことで、ホッとして帰宅した。感染症なので、仕事は5日間はお休みしたほうがいいね、と指示を受けたので職場にも連絡して、しばらく休むことにした。

昼に解熱剤と喉の腫れを抑える薬を飲んで、少し熱が下がったので少し眠れた。「あれ?意外とラク??」と気を抜いたのも束の間。解熱剤の効果がなくなると、夜に38度越えの熱に襲撃された。体温計を何度も見直した。解熱剤で熱を抑えつつ、コロナは鎮火するものだと思っていた。それが、体温を測るたびに最高値を更新している。解熱剤は一晩効いてくれなかった。夜中に熱でうなされ身体も痛い。耐えられずに薬を飲んだ。

2日目、解熱剤効果もあり、昼間は微熱で過ごした。喉の痛みも落ち着いてきた。身体が軽く感じる。しかし、夕方過ぎると、だるさが増して、悪寒がしてくる。エアコン温度を上げても寒い。また38度越え。夜中も追加で解熱剤を飲んだ。身体が痛い。

3日目、引き続き解熱剤と喉の薬を飲む。昼間は37度くらい。夕方過ぎると37度越え。昨日よりもラクになってきた。昼間にちょこちょこ寝ているので、夜になっても眠れず。考えごとをする余裕が出てきた。仕事のことが気になる。アレも、コレも、やりかけ。締切りが目前のもの。大至急で内部稟議を通さなければいけないもの。大丈夫かな、どうにかなるかな、と気がかりばかり。ウトウトしても仕事の夢しか見ない。そこまで熱はないけれど、気持ちが重い辛い夜だった。

4日目、解熱剤は朝と夜だけにして、引き続き喉の薬は3回飲んだ。昨日よりも、さらにラクになった。テレビを見る余裕も出てきた。気になる仕事の件は、同僚にお願いした。机の中の書類を見られるのが嫌だったが、仕方ない。気持ちを割り切ってお願いした。

5日目、予定であれば、明日から出勤。だが、声が掠れて会話がしづらい。職場へ連絡して、お休みを1日延長してもらった。声以外は体力が心配だった。デスクワークで1日PCに向かって過ごすことができるか不安だった。熱は落ち着いたが、念のため解熱剤の追加処方をしてもらった。昼は薬をもらいに行くついでで、ハンバーガーをテイクアウトした。一口目で「ん?」とハンバーガーを見つめる。まじまじと見つめた。匂いも嗅いでみる。「ん??」もう一口。味わってみる。が、味がしない!?鼻を近づけてみても微かにも匂わないし、味がない。濃い色のソースの味もしない。一口ずつ確認しながら味わってみたが、びっくりするほど全く匂いも味もしない。今までにこんなことは経験したことないので、かなりの衝撃。熱も落ち着き、さぁ仕事へと気持ちを切り替える時に、ショックが大きい。確か朝までは味覚も嗅覚もあったと思う。洗濯をして柔軟剤の匂いもあった。この数時間で、、なくなった。熱でうなされていた時は味覚も嗅覚もあったのに。

6日目、朝起きてから、1日起きて過ごしてみることにした。NETFLIXを見て過ごした。疲れて1時間寝てしまった。明日から仕事だと思うと、少し不安だった。

7日目、出勤。進めておきたい案件に集中した。午後3時頃、嫌な汗に襲われる。が、PCに必死に向かう。ひと段落したところで、体力の限界がきた。気持ち悪さ90%。5時まで耐えられなく、時間休をもらい1時間早く帰宅することにした。一瞬でデスク周りを片付け、無心で駅まで向かった。帰宅して熱を測ると37.3度ある。疲れて微熱。目も充血している。念のため解熱剤を飲んで夜9時前に寝た。

8日目、普段通り目が覚めた。怠さもなく、疲れもない。熱は平熱。ホッとして鏡を覗くと、両目が充血している。何となくしみる感じもある。出勤の準備をしながらも、目の充血が気になる。出勤のギリギリまで迷ったが、眼科に行くことにした。またお休みをもらうことになってしまった。両目を診てもらい「風邪ひいたでしょ」と言われた。コロナのことは話していない。びっくりした。どうやら風邪などウィルスで結膜炎になるらしい。結膜炎になったのも初めてだった。抗菌とステロイドの目薬を処方してもらい、しばらくはコンタクト禁止。何だか疲れた。

9日目、熱は出なくなった。喉も痛くない。薬は飲んでいない。引き続き、目薬はする。嗅覚、味覚は全く戻っていない。

14日目、筋肉痛みたいな感じが、やっと抜けてきた。結膜炎も良くなった。嗅覚、味覚は戻っていない。電車や駅などで、香水や食べ物、人の匂いが気になることはない。ある意味クリーンである。私だけだが。味覚は甘い、しょっぱい、辛いくらいはわかるが、それだけ。細やかな出汁の味やシナモンなどの香りはない。大好きなコーヒーも暫く飲んでいない。飲んだところで、お湯だろうと思われる。コーンの食感や煎餅の硬い感じはわかる。味がわからないと食事もつまらない。無味無臭に少し慣れてきたが、それも飽きてきた。しかし、お腹は空く。体験者の話を聞くと、1ヶ月くらいは戻らなそう。長い人は戻るまで7ヶ月かかった人もいる。まだ気長に待つしかない。

コーヒーが飲みたいな。






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