風の吹くまま、気の向くままに 7 (原ふたお「自作短編小説」から)
仕事にはマネージメントサイクルというものがありまして、いわゆるplan-
do-seeですが、そのseeを自作投稿作品にやってみようかと思いました。評判を気にして書くんでは良い作品はできないよと言われそうですが、学校の受験でも傾向と対策という参考書があるじゃないですか。ほんの遊び心ですが、今後の作品執筆に少しでも参考になればと思いました。
ちなみに私の投稿作品を大まかなジャンル別に並べてみると次の通りとなります。
● 学園もの「推理」
『秘密のペンダント』 (2023.11.28) ビュー 179 スキ 16
『消えた名画』 ( 2024.2.14) ビュー 89 スキ 18
● 異次元もの「SF」
『異常皆無の桃源郷』 ( 2023.12.5) ビュー 234 スキ 11
『無限連鎖』 ( 2024.2.19) ビュー 68 スキ 16
● 現代もの「仕事」
『しなさだめ』 (2024.2.3) ビュー 261 スキ 41
● 過去もの「時代小説など」
『サムライの子』 ( 2024.3.4) ビュー 77 スキ 9
『青い目のお人形さん」(2024.3.10) ビュー 61 スキ 25
これから何が読み取れるかということです。文は下手だし、面白くないから当たり前と言われそうですが、スキの数はそんなに多くはないし、単にわたしのスキへの返礼のものもあるだろうし、正確には何も分からない気がしますね。だけど、作品ごとに数差はあるしと考えると、なにがしかの傾向は見れるような気がします。
ビュー数から見ると、一位が『しなさだめ』で以下、『異常皆無の桃源郷』、『秘密のペンダント』と続きます。これをスキ数でみると、一位が『しなさだめ』でそのあとは『青い目のお人形さん』続いて『消えた名画』となります。さらにスキをビュー中の占有率にすると『青い目のお人形さん』、『無限連鎖』、『消えた名画』の順となります。
ここからは、私の当て推量をご披露します。まずは『しなさだめ』ですが、この作品は、現代社会では最も身近なサラリーマンものですからビュー数は多かったと思われます。が、作中の主人公が一路邁進の真面目人間ですから意外と今風に合わずと、ビュー数の割には評価されなかったのかなと感じています。
次に『異常皆無の桃源郷』ですが、これは題名にひかれてビュー数が伸びたかと考えられますが、異惑星での土地争いという内容がいまいち御覧になった方にフィットしなかったのかなと思いました。むしろ同じ異惑星の話でも、二人の翁が囲碁に興じながらそれぞれ語った異惑星における人々の運命のほうが面白かったのだろうと思いました。
ビュー数が三番目の『秘密のペンダント』は、スキ数を見ると同じ学園ものの『消えた名画』とほぼ同じです。けれどもビュー数の少ない後のほうが読んだ方の好感度は高いと判断できるようです。同じ推理ものでも話の内容の面白さの違いかなと思いました。
いよいよ『青い目のお人形さん』です。この作品はビュー数は少ないのですが、このうちスキ数が四割ほどで占有率は全作品中トップです。この作品は、実際のアメリカから送られた人形の話が下地になっていますが、アクセス数は少ないものの読めば、心に響くものがあったのでしょうか。山形神町に駐屯の米軍人の娘と近隣の警察駐在所の子供との交流話ですが、子供の父と米国娘の英語による軽妙な会話などが楽しめたのかなと思っています。
最後に『サムライの子』に触れたいと思います。これは、前記作品とおなじころ投稿し、ビュー数もほぼ同じですが、スキ数で大きく後れを取りました。考えるに、この作品は、江戸時代の仇討ちの話であり、現代社会の価値観とは全く違います。読んだ方のフィーリングに合わなかったのかなと思いました。最も現代の価値観も考慮に入れたつもりですが、それがかえって分かりにくかったかもしれません。
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