見出し画像

詩"君は砂糖だね

君は、なんというか砂糖だね。
苺みたいに愛されないまま
甘いとおとなに叩かれて

ケーキが隠れ家なんだ
それは居場所じゃなく
靴だなのような図書館かもしれないけど
いいんだ

嫌われるも好かれるも後の祭りさ

せめて蝋燭を灯せたら、それでいい。

君の良さはケーキを五等分にして、
それが平等でない不平等な切り口に
うんともすんとも言わない
心のスプーン、溶けるだけの砂糖

誰も見ようとしない
形にならない溶け込んだもの
僕はそれを羽にする

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?