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読書間奏文

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#ヨシタケシンスケ

その本は (又吉直樹・ヨシタケシンスケ)

その本は (又吉直樹・ヨシタケシンスケ)

ある本は、一番大切なページが読めなくなっていた。
これは真理だと思う。
記憶から消したいものは、ふとした瞬間に見つかってしまう。
見つけたいものほど、なかなか見つからない。

ある本は、幸せを探していた。
“幸せ“にもしも形があるのなら、1ピースはきっと
「大切にし、大切にされること」
たとえ、形(見た目)がきれいでなくとも。
大切なのは、深い時間。