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《京都近代美術館》LOVE ファッション展

京都国立近代美術館9月19日〜11月24日まで展示されているLOVE ファションー私を着がえるときを見にいきました。

⚫︎アクセス

〒606-8344京都市左京区岡崎円勝寺町
○京都市バス「岡崎公園美術館・みやこめっせ前」下車、徒歩5分、「東山二条・岡崎公園口」下車徒歩約10分
○地下鉄東西線「東山」駅下車徒歩約10分
※当館には駐車場がございません。近隣の有料駐車場をご利用ください。
※岡崎公園駐車場をご利用の有料入館者は、駐車料金の割引(一台につき一回)を受けられますので駐車券をお持ちの上お越しください

京都国立近代美術館 ホームページ

⚫︎展示期間(開閉時間)

⚫︎2024913日()〜1124日()
⚫︎[開館時間]午前10時〜午後6時(金曜日は午後8時まで開館、入館は閉館の30分前まで)
⚫︎[休館日]月曜日※ただし10月14日(月・祝)11月4日(月・祝)は開館、翌火曜日は休館

京都国立近代美術館

⚫︎京都近代美術館

建築は幕張メッセ、代官山ヒルサイドテラスなどの建築を手がけたモダニズム建築の槇文彦(まきふみひこ)

⚫︎観覧料

一般   1700円 (1500円)
大学生  1100円 (900円)
高校生  600円 (400円)
※()の料金は前売りと20名以上の団体料金
中学生以下母子父子家庭の世帯員の方、心身に障がいのある方と付添者1名は無料(入館の際に証明できるものをご提示ください。)
※本料金でコレクション展もご覧いただけます。

京都国立近代美術館

⚫︎自然にかえりたい

一番初めに出迎えてくれたファッションは中世の18世紀くらいでしょうか?マリーアントワネットやフェルゼンのような頭をした貴族のファッション
花の刺繍が施されていて自然への憧れを感じます。

⚫︎毛皮のファッション

いろんな毛皮のファッションがありました。
しろくまのぬいぐるみの毛皮から髪の毛の毛皮ま

ぬいぐるみの毛皮
髪の毛の毛皮

⚫︎人毛のドレス

編みこんだ人毛の服
小谷元彦《ダブル・エッジド・オヴ・ソウト(ドレス2》

京都、東本願寺には毛網(けずな)と言う女性の髪の毛だけで編まれた縄が展示されています。
当時、麻の品質がよくなかったために縄がちぎれて負傷者や死者がでたために丈夫な縄を製るために真宗門徒の女性信者が髪の毛を寄進したそうです。
女性の髪の毛で製った縄は強いので大きな木材を曳くのに使用されたそうです
作品を作った小谷元彦さんはその東本願寺にある毛網からインスピレーションを受けて女性の髪の毛にこだわり女性に髪の毛を編んでもらい作品を製作したそうです。

髪には身体を離れても情念やパワーが宿っていると考えられ願かけや呪術などにも用いられています。

そういえば、漆職人が使う漆刷毛も人毛が使われていています
自分の身体から離れた髪の毛はなぜか恐ろしく感じてしまいますが、伝統工芸品を支えるものにも呪詛的なものにも髪の毛が使われているって髪の毛はとても変幻自在で不思議な存在ですね。

寄進された毛綱の凄みにびっくりしてしまいますが、、とても興味深いので東本願寺のホームページを載せておきます。

⚫︎帽子

よく見ると鳥が縫い付けられています。

⚫︎うつくしさとは?

綺麗になりたいもっと美しくなりたい、、、、
そんな欲望(LOVE)の詰まった展示。

個人的にLOVEファションの展示の中で何故かお気に入りの場所です

日々、美しさを追い求めて努力してしまう私たちに服が問いかけているような気持ちになります

肩が大きく盛り上がったドレスにお尻のあたりが大きく膨らんだドレス、、、身体の曲線を描くドレス、、、美しさってなんでしょうか?この展示を見ていてファッションの美しさと私たちが追い求める美しさへの不透明さと奇妙さを感じてしまいました。

⚫︎ありのままでいたい

心のどこかで私たちが願う“ありのままでいたい”そんな欲望を叶えるファッション
これは洋服なの?と一瞬びっくりする服もあります。

⚫︎我を忘れたい

ビョークが着てそうな(着てる?)ドレス

カフカの変身から引用した一節の下に蛇柄のようなドレスがありました。
ある朝、突然!毒虫になって家族からも家政婦からも見放されるグレゴール・ザムザのような変身はしたくはありませんが、知らない私を見たいという変身願望はあります。
我を忘れると言う言葉に少しだけネガティブなイメージを抱きましたが、展示をひとつひとつ見ていると未知との出会いを求めている私たちだと思いました
我を忘れたいという願望は自分自身を忘れたいことではなく、知らない自分を発見したい私たちなのではないかと思いました。

⚫︎愛と欲望とファッション

平安神宮の大鳥居がみえる場所にコレクション展があります。
LOVEファッションの展示だけではなくコレクション展も一緒に見れます。

アリシア・フラミス 地下鉄駅の共同墓地
CHANELコレクターの着倒れ
アナスイ コレクターの着倒れ
マルジェラコレクターの着倒れ


自然へのあこがれから草や木から糸を織り花への憧れを永遠に枯れない刺繍へと進化を遂げて生物たちの命とともに毛皮を剥ぎ世界中の美しい鳥を集めて帽子に装飾を施したり、痛みや苦しみを感じながら美しさを追い求めてきたり、ありのままでいたかったり、自分自身を忘れたかったり、そして、コレクション展ではそんな欲望に生きる消費社会に疑問を投げかけるアリシア・フラミスの「リミックス・ビルディング:地下鉄駅の共同墓地、シャトレ、パリ」など都築響一の「着倒れ万丈記」などを展示していました。

私たちの欲望はどこから来てどこで去っていってくれるのでしょうか?

⚫︎グッズ

いろんなグッズが販売されていました。
ステッカーから自分で刺繍ができるバッグに靴の筆箱まで!
眺めるだけでも楽しかったです。

ダイカットカード

⚫︎LOVEファッションフライヤー

⚫︎食事

いつも、その場所の近くのレストランやお食事屋さんを紹介するのですが、、、個人的なことではありますが、高熱にかかり一日中寝込んでいました。もともと、胃と腸が良くないのと睡眠不足や最近では外食がつづいた不摂生などもありますが、お食事をいただいた場所で少し気分が悪くなってしまったので読んでくださる大切なみなさまのために、今回は、ご紹介しない選択をいたしました。

ですが、お食事はすべて平らげてしまうほど美味しかったです。
今思えば、お料理がそれほど新鮮だった証拠だと思います。

それにしてもOS-1おいしいですね。
おいしいはキケンな証拠だと聞いたことがありますが、、、

点滴ってどんな味だと問われたらOS-1を想像します

弱ったブッダにスジャータが差し出したのは乳粥ではなくOS-1だったと思います

ポカリやアクエリアスなど魅力的な清涼飲料がありますが、味覚などで体調の変化がわかるので私はOS-1派です。

そして、おかげさまで家族の献身的な介護のおかげで体調は回復したのでどうぞ心配しないでください。

みなさまも、どうぞ、季節の変わり目は体調を崩しやすいので、お身体を大切にしてください。


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#近代美術館
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