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漫画脳展と心の行方

漫画脳に出展するにあたっての
自分の全てをここに置いていきたいと
思います。

力でおまえたちを
おさえつけることに
なんの意味がある

お前たちの心まで
服従させることは
出来ないのだ

「心は自由だからだ!」

みんなひとりひとりが
どんな人間でも
人間である限り

誰の奴隷にも
ならない
誰の所有物にも
ならない
誰の心の自由を持っている

ベルサイユのばら
6巻に収録されている
「心は自由だからだ!!」
という台詞からインスピレーション
を受けて写真を制作致しました。

この言葉は
普段から大切にしたいとは思いつつも
自分自身も体現しがたい言葉でありました。
ついつい人を大切したいと思えば思う程
自分のものにしたい。
離したくないといった。

束縛という呪いとなって
大切な物、関係を壊してしまっていました。

それは、とても悲しい事でもあり
辛い事でもありました。

そういった事も含め
この漫画脳展という場で
高校生の時、母親に教えていただいた
自身の好き作品でもある
『ベルサイユのばら』の言葉をお借りし

呪いを祈りに転化し
他者を認め、自分を認め
そしてさらに強く生きれるような
作品を作ろうと心に決めました。

展示写真について

ミラーボールを使って
作品を作ってみたいと思い
購入した物なのですがなかなか
使い道が難しく使えずじまいでした。

そんな時何かのライブ映像で
ミラーボールから反射した光の筋や
砂煙の中の遮光が
可視化出来るのを思いだし

その可視化した光が爆発して
自由への心の逃げ道、または心が自由を求め
爆発する様を表現出来るのではないか
と思い。

普段モデルとしてお世話になっている
ワークショップの団体のスタジオは
スモークマシーンとデドライトという
レンズ式のライトもあり。
今回の思を伝えたところ、快く
許可をいただき、写真のセット、
背景は出来上がりました。

そして
被写体は一度夏に撮影させていただいた
Itoさん @afternoonsun.jp Instagramアカウント にお願いしました。

自分自身だと男性性が強すぎるのと
ベルサイユのばらの主人公のオスカルのような
男性性と女性性のバランスがあって、強くもあり儚さも、待ち合わせた被写体の方なのと
以前、撮影させていただいた時に
ベルサイユのばらの話しをした時に偶然
Itoさんもベルサイユのばらがお好きで
お願いさせていただきました。

写真の展示数は
一品と決めておりました。
組写真で伝えるのも好きなのですが
今回は写真一枚とその一枚に
向き合っていただき、一枚の中で
いろいろな想像をしていただけるような
作品に、したかったからです。

撮影の現場

現場では
心の精神世界を作る為に
黒い布を貼り
ミラーボールに当てる光
デドライトを用意し
スモークライトで煙を焚く
シンプルなセットだったのですが

思いの他
煙がいい感じに決まらないのと
自由になるには
勇気が必要だったり
不安や葛藤からの悩みを表現する為に
ミラーボールの反射の光が
顔半分だけ涙に見えるようしたい等
細かい点が多々あり

長時間、途中休憩を挟みながらでは
ありますが、Itoさんには
頑張っていただきました。

本当に感謝の一言に尽きます。

展示作品として

こうしてて飾る写真は
出来上がったのですが
今回はせっかく展示作品として
SNSではなく、足を運んで
写真を見てもらうという事で

写真自体にも鏡を貼りました。

そうする事で、観にきた人が
この写真を見る事で、鏡に観にきた方が
映る事によって
観に来た人だけの写真にして
もらいたかったのが
理由の一つで

その写った色があなたの色で
その色が今日のあなたの心として
受け取っていただきたいな
というのも理由の一つです。

鏡の貼る位置サイズは
アクリル板を使って
いろいろ思考錯誤した結果
三角形で漢字の心ぽいなと思ったのと、
それを出来るだけ見た人の心臓の位置に
来るように貼りました。

写真自体の四角形と、中に写るミラーボールの
円と、写真に貼った鏡が三角形で、色んな形が
あって思しろいなと展示が終わってから気付きました。笑

鏡の種類は当初本当の鏡を割って貼り付けようと思ったのですが、家でもコンシールの現場でも
割れた破片が危ないと思ったので
ネットで切れる鏡のシール見つけたので
ミラーシールにしたところ、ガラス製の鏡みたいに
写実的に写らず、ぼんやりと写るところが
心の色や形に見えて個人的にお気に入りです。

額装は
「心は自由だから!!」という事で
ハレパネにするか
額縁にするか迷ったのですが、
自由には、心には
どこか見えない枠みたいなのが
存在すると考えたので
写真の背景が黒なので
黒い額縁にしました。

コンシールの壁が
白いものだったので
黒の世界から白の何色でも染められる世界に
飛び立っていけるように
あえて何も飾らず
シンプルな展示方法にさせていただきました。

A3というサイズは展示にすると
やや小さめと感じられる方もいらっしゃる
かもしれませんが、自分の展示スペースの幅が
90センチで余白も大事にしたかったので
A3を縦にした時の幅が30cmのサイズで、左右の余白が気持ち良かったのと、観られる方の視点が大きいサイズだとブレる可能性があったので、このサイズにさせていただきました。

すべては、写真と向き合い
写真の心も
それを観たあなたの
心も自由なんだよ
と伝えれる
作品にしたかったからです。

在廊スタート

こうして沢山思いを詰めて
作品を作ったのですがいかんせん
シンプルな作品上、自身の言葉を持って
真摯にお客様に説明しないといけないと思い
出来るだけ、毎日在廊させていただきました。

自分の話に耳を傾けてくださったお客様や
共に展示している在廊者の方へ心から
感謝を伝えたいと思います。

本当にありがとうございました。

将来的には何も言葉を用いらずに
思いを伝えられる作品を撮りたいと思ってます。

展示が始まるまでは

この写真の世界では自分の事を被写体として
知っておられる方が沢山の中で
写真を撮る方での参加はとても個人的にとても
勇気がいる事で、仲良くしていただけるか、受け入れて貰えるか、とても不安ではあったのですが
皆様には仲良くしてもらい
とても楽しい時間を初日から過ごせた事を

心から感謝を伝えたいと思います。

本当に本当にありがとうございました。

他の在廊される方の展示も
とても素敵な作品ばかり
各々の作品説明を聞くとさらに
その写真が好きになって
最終的にはほとんどの作品の説明を。
作者が不在時は、その作品を見ている
お客様に説明したいと思ってしまっている
自分がいました。

そして出来る限りこの展示を
色んな人に観てもらいたいと思い。
Twitterやストーリーで何かしないと思い

今日のオノマトペという事も
何となくしておりました。

この遊びに付き合って撮っていただいた
在廊者の方ありがとうございました。

そしてコンシールは、美味しいドリンクを飲みながら在廊出来るのも、一つの魅力で

毎日美味しい、麦酒、カクテルを
口にでき、とても幸せな空間でもありました。

美味しいドリンクを出していただき
心の底からコンシールのスタッフの方
本当にありがとうございました。

こうして振り返ってみれば
はじめは展示は二度目
デジタルで撮って現像したものを
飾るのは、はじめてで
周りははじめましての方が多く
不安しかなかったのに

振り返ってみれば

感謝の気持ちでたくさんです。
そういった機会を作ってくださった
主催の
ケンタさんをはじめとした
運営の
ミゾミゾさん
モーリーさん
コナミンさん

本当にありがとうございました。

最後に
はじめてのnoteで拙い文で
お見苦しい所が多々あったと思いますが
最後まで読んでいただき
本当にありがとうございました。

あなたの心が
自由にどこまでも
飛んでいき
素敵な人生が過ごせる事を

祈ってます。

稲松悠太
P.S.いつか俺も結婚したい。

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