「子どもを怒ったらアカン」は言ったらアカン!!
子育て中のお母さんが、ガミガミ感情に任せて怒っている姿を見たことあるよ。という方、いると思うのですが、そのお母さんに対してコレだけは言わないであげてほしいなと、切実に願うことがあります。
「怒ったらアカンよ」
または、「怒る」という行為を辞めるように促す声かけ。はしないであげてほしい。
これだけいうと、この人大丈夫?怒ることを推奨してるの?と思われるかもしれませんが、それには理由があるので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
ハッキリ言います。
「怒ったらアカン」ことなんて、本人が誰よりも一番「わかってます」なんです。
なんなら、自分で自分に、何度も何度も言い聞かせて、すでに、傷づけまくってる人もいます。
そこに、たまたま点の地点で出くわした他者に
「怒ったらアカン」と正論を投げつけられたら、そのお母さんはどうなると思いますか。
「なんで、アンタに言われなあかんねん」と反発するか、「あぁ、やっぱり私はダメな母親なんだ」とさらに落ち込んで、子育ての孤独化を加速させることに繋がりかねないのです。
この状況を生み出したいですか?
これって、何が起きてるかというと、
例えば、あなたが太っていることを気にしていたとします。
自分で健康面からも、本気で痩せないとマズイ!
と思って、ダイエット頑張っていました。
でも、思うように痩せなくて
悩んで悩んで痩せなきゃ痩せなきゃ!!って、
いろんなダイエット法探したり試したり、
おやつ我慢してみたり、自分なりにダイエット頑張ってる。けど、なかなか痩せなくて苦しんでいたとします。
そこに、久しぶりに会った同級生に
「えぇ!!痩せたほうがいいで!太り過ぎちゃう?!」
って、平然とした顔で言われました。
と同じことなのです。
反発したくなったり、逆に開き直っちゃって、ダイエットやーめたという人もいるかもしれません。
でも、子育ては「やーめた」とか「時期変えよ〜」なんてできません。待ったなしで次々にやってくるのが、子育てです。
じゃあ、周りはどうしたらいいの?!
放っておいていいの?子どもが可哀想じゃない?なんて声が聞こえてきそうですよね。
どうしたらいいかを話す前に、ひとつ考えていただきたいことがあるのですが、
一般的に「子どもと大人」だと、大人の方が圧倒的にすべての面で優位ですよね。
その大人が、子どもに感情的に怒るなんて!!と思う気持ちは、痛いほどわかります。しかし、その怒ってる親御さんも「母親業歴=子どもの年齢」なのです。そして、その怒るという行為に至るまでに何があったと思いますか?
そこに目を向けてほしいのです。
たまに太ってる人は「意思が弱い人だ」とか
「だらしがないからだ」とか言う人がいますが、
それってホンマですか?って、私は思うのです。
「太っている」という今の現状だけで、正直何もわからないです。病気かもしれないし、それで悩んでるか悩んでないかもわからない。そもそも、太ってると思ってないという可能性すらもあります。
つまり、「怒っている」という現象だけで、親御さんのなんで怒ってるの?は、わからないのです。
だから、怒ってる親御さんをみたら、
「怒ったらアカンよ」と正論をぶつけるのではなく、「何があったの?」「どうしたかったの?」と
その【親御さんの本当の気持ちを聴いてあげる】
これをしてあげてほしいなと思います。
感情的に怒ることが「いけないこと」だとはわかっているけど、なにが伝えたかったのか、自分が本当に、思っている気持ちはなんなのか。そこに気づいていない方もたくさんいらっしゃいます。
本人の無意識下での、SOSだったりもします。
ですから、それらを知るきっかけをもらうだけで、感情的に怒ることが減った方もいます。
そして、これを読んでくださった方自身が、
子どもを怒ってばかりで、そんな自分を責めたりダメなんだ!と傷つけているのであれば、
それはしなくて大丈夫です。
怒ってばかりでどうしても辛くなったら、
しっかりSOSを出しましょう。
大丈夫。
必ずあなたの味方は身近にいる。
怒ってる自分が嫌で、変わりたい!
と思ったらいつでも私に会いに来てください☆
私はあなたのできるところを
見つけていきます。
人は必ず、できること、できてることを
持っているので。
自分いじめるのもうやめよう〜