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娘のおかげで

35歳、男性。私にはコンプレックスがたくさんある。撫で肩、短足、ガリガリ、垂れ眉など。挙げればキリがないがその中でも顔にほくろが多いことは昔からイジられてきた。ドット柄の服を着ていると
「ドット柄は顔だけにしとけよ」
と言われてからは
着れなくなってしまった。

そんなほくろコンプレックスだが、娘のおかげで好きになることができた。


3歳の娘はお母さんが大好きだ。
私が
「お風呂に入ろう」
と言っても
「お母さんがいい!」
と言う。

ご飯を食べる時も
「お母さんの隣がいい!」

抱っこもしようとしても
「お母さんがいい!」

の一点張りである。

私と娘で留守番をしている時なんかは、
「お母さん早く帰ってきて」
と泣き出す始末。

どうしたものかと悩んでいた。


そんなある日、
娘が私の顔をまじまじと見て
不思議そうな顔をしていた。
(どうしたのかな)
と思っていると、私の大きなほくろを指差し

「これ、てんとう虫か?」
と言った。
私と妻と5歳の息子は大爆笑(^-^)

それからというもの娘は私に
「抱っこ!」
と言い、ほくろを触りながら

「これ、てんとう虫か?
 これもこれもてんとう虫か?」

と楽しそうに笑っている。

娘が私に懐いてくれたのは、それがきっかけだったような気がする。

昔はあれ程嫌だったのに、娘のおかげで1つコンプレックスが克服できました。

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