再現性が高い勝ち方、根拠ある行動の重要性
個人的な「スマメイトを勝ち抜くうえで大事なこと」の解説みたいなものをします。
①根拠ある行動と理由ある行動
皆さんは行動一つ一つに根拠を持たせられていますか?多分このnoteを見てる人はまあまあ強い人たちばっかだと思うので、持たせられてる前提で話しますね。持たせられてないよって思った人は多分無意識にできてると思うので多分大丈夫です。
根拠ある行動の例を挙げると「着地狩り展開で相手がジャンプ無いからダブルマークナル空上する」とか「相手にラインが無いからあえて置き行動多めですぐラインを返されないようにする」みたいな感じです。「相手が今この状況だから、こっちはこの行動をすれば攻撃を当てることができるかもしれない」っていうのが根拠ある行動です。
でも、こんな行動してる人もいるかもしれません。「火力稼ぎたいから始動技振りに行く」とか「撃墜したいから撃墜技振る」みたいな感じの動きです。これは技振りの判断基準としては悪くないどころか全然良いんですけど、これは技を振るっていう根拠にならないなと僕は思います。相手がどうってよりかは自分がこれをしたいを優先しすぎてるので、技を振る理由にはなるけど、振ってもいい根拠にはなりにくいと思っています。「攻撃が当たればデカいけど当てる根拠が薄い」みたいな感じです。これを「理由ある行動」と名付けます。
②理由よりも根拠を持つべき
利点の説明の前に、根拠のある行動と理由のある行動を脳内実験で期待値的なものを使いながら比較してみます。
根拠ある行動は、根拠があるので80%ぐらいの高い確率で、相手の状況に対して行動するのでそこそこのリターンを得られます。ローリスクミドルリターン。
理由ある行動は、根拠は薄いので20%ぐらいの確率で、自分がやりたいことを通そうとするので高いリターンを得られます。ハイリスクハイリターンですね。
そしてこの行動をどっちとも10回ぐらい試行してみたと考えます。そうすると根拠のある行動は8回ミドルリターンを得れたのに対して、理由のある行動は2回ハイリターンを得られます。
実際のスマブラの試合では相手に触れたら、崖展開着地展開に繋いだりライン貰えたりとか、おまけが色々付いてきたりします。逆に触れない時も考えてみると、この時は自分が触れる時の逆なので、相手にラインあげちゃったり崖展開着地展開をプレゼントすることになります。
8回相手に触れるのと2回しか相手に触れないの、そして触れない回数とかも数えてみると、理由ある行動より根拠ある行動の方が優れていると結論付けれると思います。実戦を考えるともっとたくさん頭使わないと技当たらないので、80%で当たるとか20%で当たるとか簡単に言えないけどざっくりとこんな感じに考えてください。
③根拠ある行動から再現性が生まれる
根拠ある行動をずっとやってれば攻撃をずっと当てれることができます。同じことをずっとやるだけで勝てます。つまり再現性を高くするには「根拠ある行動をしよう」となります。それだけです。
④根拠ある行動を増やす
とはいえそれだけで勝てるんだったらみんな勝てるようになるじゃないですか!と思うかもしれません。でも(僕も含めて)みんなずっと根拠ある行動できてるかって言われたらできてないし、そもそも対人ゲームなので噛み合いが生まれたりします。だけど、理論値として根拠ある行動できれば勝てるってのは間違ってないと思うので、僕たちは存在しないゴールに向かって進むしかないのです。そのゴールに向かうため、僕なりの根拠ある行動の増やし方も書いていきます。
まず一個目に「対戦しててこれ刺さるな〜安定するな〜」っていう行動を見つけましょう。とにかく試合数積んで、理論とか抜きに強い行動を見つけましょう。経験則から根拠ある行動を見つける感じです。
二個目に「上手い人から学ぶ」があります。自分より上手い人の動画を見て「この行動多いな〜」とか「この行動強そうだな〜」ってのを見つけましょう。もしくは上手い人から直接「これが強いよ!」ってのを聞いて実行しましょう。自分より上手い人は、自分よりももっと経験してるし、理論が完成してる場合が多いので単純に真似るのが良いです。先人たちの道筋を頼りにしましょう。
三個目に「リプレイ添削」です。リプレイ見てなんでこの行動したのかを考えてみると良いかもです。理由が無ければ改善する、行動の根拠が薄ければ改善する。みたいな感じです。でも一人でこれやるのは難しいので、できれば同じキャラ使いと一緒にリプレイ見てより行動を洗練させていきましょう。
大体この三つかなと思います。これを軸に成長できると思います。多分。
⑤理由も根拠もある行動を考える
ここから応用みたいな感じです。
根拠ある行動ができたら、それに理由まで乗せれるともっと強くなります。今までやってた根拠ある行動に対して、自分がやりたいことと置き換えることはできないのかを考えてみます。例えば相手が台上ガードしている時の展開で、二段ジャンプ空上とかのリスクない選択肢とSJ急降下空上で展開維持できる選択肢があるとします。どっちも行動していい根拠はあるので、どっちの選択でも外れではないです。こういう時は自分が良いなと思う方を選択してみましょう。こうなってくると自分のやりたいこと+相手の状況までカバーできるのでより強くなります。根拠ある行動ができたらそこで終わりじゃなくて、他に選択肢は無いのかとかもっとリターン追える行動リスク無くせる行動を詰めたりとか磨けるところはたくさんあります。僕も最近着地展開周りに対してブラッシュアップできたので、やれることはいっぱいあるはずです。多分。
色々書いたけどだいぶふわっとしすぎてるかも。伝えたいことをざっくりまとめると「行動をしていい理由の一番目は相手の状況を優先することで、自分がしたいからっていうのは後で考えるべき」みたいなことが伝われば嬉しいです😃
なんかふわっとしててあんまり分かんなかった!って人は僕のDMか配信来てください。
以上です。