カーボンクレジットについて調べる日々
自社ではないのですが、関連会社が今話題になっているバイオ炭のクレジット事業を始めようとしています。
その関係で、J-クレジットをはじめ国際的なボランタリークレジット認証機関・マーケットなどを幅広くリサーチをしている今日この頃です。
何をどこからリサーチしていくか、ということで、
まずはクレジット事業を始めるに当たってリサーチしておかなければならない事項を整理してみました(事業として成功させていく必要があるので)。
・どのようなステップで認証・クレジット取引まで行くのか?
・そこにかかるコストはどれくらいなのか?
・審査方法・手法の難易度は?
・認証を受けられる確率は?
などなど、、、
上記を調べ上げるだけでもかなりの時間を要してしまいます。
とは言いつつも、事業がコケる訳にはいかないので調べざるを得ません。
さて、どこから調べようか、、と思ったのですが、
まずはお金だろう!ということで、認証機関ごとのコストを調べ始めているところです。
調べれば調べるほど、クレジット販売に至るまでにかかるコストが相当のものであるということが分かり、1人心の中で「これは結構大変ですよ~!」と叫んでいます。
項目をいくつか挙げるとすると、
・クレジットの取引を行う為のアカウントおよび口座の取得・管理費用
・正しい方法で作られた炭なのかどうかの審査費用
・クレジットが認められた後のプロジェクト登録申請費用
・検証/認証費用
などなど。
項目としては少なく感じるかもしれませんが、金額でいうと低く見積もっても100万円前後はかかってきそうな勢いです(補助金などが使えるともっと抑えられますが)。
海外のボランタリークレジットに挑戦しようと思うと、今は円安なのでもっとかかりますよね。
しかも審査が通らなくても審査費用は持っていかれるケースもあり、
なかなか挑戦するには気力と体力が必要な分野だなぁと思ってしまいました。
ボランタリークレジット市場はグリーンウォッシュなどと批判されることも多々あるので、きちんとした機関で認証を受けることが重要になってくると思いますが、信用性とコストの両面から慎重に選択していきたいと思います。