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自傷行為
自傷行為とは何の為にするのでしょうか。
死ぬ為、生きる為、ストレス発散、病みアピールなど、沢山の見解があると思います。
私の意見としては自傷行為は“生きる為”にする事だと思っています。
私自身、自傷行為をしていた事がありました。
どうしようもなく生きていくのが嫌になった時、 死にたいという衝動的な気持ちに駆られた時、
自分はひとりぼっちだと感じた時など、
辛い気持ちが爆発し、抑えられない時に自傷行為をしていました。
自傷行為は、ストレスに対して根本的な解決にはなりません。
ですが、突発的に現れる自殺願望や、強い強いストレスを一時的に落ち着かせる事が出来るのです。
辛さ苦しさを感じる度に自傷するのが癖になってしまい、私の腕には何本もの傷跡が残っています。
自傷への依存を恐れた私は、どうして自傷してしまうのか、自傷を防ぐにはどうしたらいいのかを知る為、自傷行為について調べました。
調べた結果、自傷行為は自殺行為とは違い、自分の辛さを紛らわせる為に行う、生きる為の行為だという事が分かりました。
自傷行為をしている人は周りに自傷行為をしている事を隠す傾向があり、病みアピールでは無いという事も分かりました。
もちろん私も自傷行為がしたくてしているんではありませんでした。
腕に傷が増える度に悲しい気持ちになりましたし自傷なんてしなくても、辛い気持ちが落ち着いて無くなればいいのにと思いました。
ですが苦しさを和らげるには自傷行為しか手段がありませんでした。
少しでも楽になりたい、辛い気持ちから解放されたいと思った結果、自分を痛めつけていました。
自分を傷つけ、痛めつけてでも私は幸せに生きたかったのです。
苦しみから解放されたかったのです。
誰かにこの苦しさに気づいて欲しかったのです。
大切にしてもらいたかったのです。
自傷行為をして希死念慮も、ストレスも、孤独感も誤魔化しながら何とか生きてきました。
自傷行為をしていなかったら突発的に人生を終わらせていたかもしれません。
生きる為なら自傷行為をしたっていいと私は思います。
辛さ、苦しさが無くなれば自ずと自傷する事も減っていきます。
自傷をしているという事よりも、それほど苦しい状況にいるという事に焦点を当てるべきなのです。
もし周りに自傷行為をしている人がいたら、どうか責めないであげて下さい。
それほど苦しんでいる事に気づいてあげて下さい。
自分を楽にしてあげる為に、苦しみと闘っているのだと分かってあげて下さい。
自傷行為をしている全ての人達が、いつか自分を傷つけずとも生きていけるようになる事を切に願っています。