面白かったメフィスト賞受賞作


初めに

意識していなくても、なぜか同じ賞を受賞した本を読んでいた、ということは皆さんありませんか?私はあります(なぜなら事前に前情報を全く仕入れないから。本当に懲りない)
最近読んだ本で、これもこれも、面白かったな~と思っていたら、メフィスト賞を受賞した作品でした。その一部をご紹介します。

ゴリラ裁判の日/須藤古都離

2023年の受賞作です。読了後に即座に身近な数人におすすめするくらい面白かったです。人間が主人公(語り手)ではない本を紹介したこともありましたが、まさかゴリラが主人公とは。ネタバレしないためにもここらへんでやめておきますが、本当に面白いので、周りのみんなにおすすめしたいです。

死んだ山田と教室/金子玲介

2024年の受賞作です。タイトルが面白そうだったので読んでみたのですが、こちらも個人的に大ヒットでした。タイトルの通り山田は亡くなった状態で物語はスタートするので、残酷なシーンがあるのでは、と懸念する方も安心して読めます。ノリが共有できると思うので、男子校出身の人にぜひ読んでほしい一冊です。

キョウカンカク/天祢涼

2010年の受賞作です。私はこの本の見つけ方がいささか反則だったので、これから読む人には前情報がない状態で読んでみてほしいです。(主題の部分にかかるワードで調べて出てきた、という動機で読んでしまったため自発的にネタバレしてしまった)
勢いがある作品を読みたいときにぴったりだと思います。

終わりに

私とメフィスト賞の相性はぴったりなのでは?と思ったので、今後は積極的に読んでいこうと思います。新しい本を開拓する方法として、文学賞受賞作を追ってみてはいかがでしょうか。
(芥川賞、直木賞を読もうとする機運は定期的にやってくるのですが、なぜかいつも数冊で断念…修行が足りない…)


いいなと思ったら応援しよう!