クリスマスに読みたい本
初めに
これはいただいたお題なのですが、難しいですね。クリスマスだと思って本を読むことがなく、読んでみたらクリスマスの話だった、というだけなので…(いつも同じようなことを言っていますが、本の内容を事前に確認せずに読むおかげで、季節外れの本を読んでいることがだいたいです)
記憶を掘り起こして探してみます。
飛ぶ教室/エーリヒ・ケストナー
図書館の中を歩いていて、ふと目に止まったので読んでみた記憶があります。クリスマス劇の練習をする寄宿学校の少年たちの話です。調べたところ様々な出版社から出ているので再読したいと思いました。光文社古典新訳文庫でも出ているようなので、読みやすいのはこちらかもしれません。光文社古典新訳文庫は文字が大きく、日本語も新しいのでかなり読みやすくお気に入りです。
クリスマスを探偵と/伊坂幸太郎
これは伊坂幸太郎が好きなので手に取った本でした。絵本ではあるものの、結構文章量も多く、子供に読ませるとしたら大きな子でないとちょっと内容が難しいかもしれないと思いました。
さすが伊坂幸太郎、と思うような物語で、絵もとてもきれいなので、冬になったらぱらぱらと眺めるのもいいかもしれません。
しあわせになりたい研究/五味太郎
クリスマスのようなキラキラした、みんなが幸せそうな雰囲気が苦手という方にはこちらはいかがでしょうか。(私もそのタイプです。クリスマスにサンタさんが来たことはなく、直接親に欲しいものを言って買ってもらう日だったので、早い段階からどこか悟っていた気がします)
童話を解体して、幸せになるための研究(教訓の解説)をするという本です。現実的で、なんだか元気が湧いてくる本です。外のキラキラした空気を現実的に落ち着いて眺めるために、しあわせになりたい研究をしてみてはいかがでしょうか。
終わりに
なんとなく、クリスマスにちなんだ本というと、外国の児童文学がよく頭に浮かびます。宗教の違い、文化の違いはあるかもしれません。
すっかり大人になってしまったので、クリスマスはプレゼントというより年の瀬と思ってしまいますが、街が華やぐころには子供のころの気持ちに戻ってウキウキとはしゃげたらいいなと思います。