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中小企業診断士 2次試験で失敗しないためのメンタルの話
中小企業診断士のすずかです。
2次試験が迫ってきて、「大丈夫だろうか…」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
中小企業診断士の試験は、その難易度から多くの人がプレッシャーを感じるものです。
そして、1日で80分の全集中×4事例、超絶ハードです。
本当にハードです。
しかし、今回はそんな皆さんに、メンタル面で失敗しないための心の持ちようについて、私の実体験をもとにお話ししたいと思います。
早速ですが、結論です。
■ 結論:自己評価は幻想、ただひたすら目の前の事例に集中!
まず最初にお伝えしたいのは、2次試験はおそらく相対評価ということです。
公表されている合格基準です。
第2次試験の合格基準は、筆記試験における総点数が60%以上で、かつ、1科目でも満点の40%未満がなく、口述試験における・・・以下、略
しかし、実際に受かるのは、毎年5人に1人程度です。これは実質的に相対評価であることを意味しています。
つまり、各事例に対し自分の中で「できた」「できなかった」と感じることは、試験の結果に全く関係ありません!
自己評価に左右されるのは、むしろ試験で失敗するリスクを増やすことになります。
本番では、目の前の事例に集中し、事例の中の経営者に対し「80分でいかに有効な助言を提供できるか」が最も重要です。
周りの出来や合格点数を意識するのではなく、自分ができるベストを尽くすことが全てです。
■ 自己評価に惑わされない理由
「自分ができなかった問題は、他の人もできていない可能性が高い」これは、試験の特性上よくあることです。そして、逆に「できた!」と思っている問題も、他の受験者もできているかもしれません。
試験は、そうした受験者全体の中での相対評価ですので、自己評価はまさに「幻想」にすぎないのです。
試験が終わった後に「あの問題はダメだった…」と落ち込むこともあるでしょう。しかし、振り返ることはあまり意味がありません。できることは、試験時間内に目の前の事例に集中し、そこで全力を尽くすことだけです。
■ 私の失敗談:事例Ⅳでの大失態
ここで、私の経験談をお話しします。
令和4年の事例Ⅳで「労働生産性」という、これまで見たこともない問題が出題された時、私は完全に油断していました。
事例Ⅰ~Ⅲまではうまくいっていたので、「あとは得意な事例Ⅳで無事に乗り切れば合格だ!」と楽観していたのです。
試験はまだ残っているにもかかわらず、自己評価の幻想にとらわれ「普段どおり力を抜いて頑張れば大丈夫」などと思っていました。
しかし、いざ試験が始まると、まさかの労働生産性の問題で頭が真っ白に・・・。
「問題文を一部読み飛ばす」という普段なら絶対にしないミスをおかし、時間を無駄にし、パニックになりました。
そのあと何とか気持ちを落ち着け、問題を解きましたが時間が足りず、検算もできず、死に物狂いでとにかく解答用紙を埋めました。
最終的に、解答用紙の4割は空白で終了しました。
「終わった…」と思いました。
これでは足切りの40点にさえ届かない可能性が高い。たとえ40点に届いても総合点で合格はあり得ない。
帰り道は、意気消沈、茫然自失、家に帰って、深酒泥酔。
そのあと、しばらく抜け殻に。
2次試験の合格発表の日さえ忘れていました。
でも、蓋を開けてみると、事例Ⅳの点数は73点。
実は、この事例Ⅳが私の合格に一番貢献していたのです。
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■ 試験に挑む際の心得
中小企業診断士の2次試験は、自分の評価に左右されるべきではありません。自己評価は当てにならないことが多く、試験が終わった後に振り返っても、実際の結果は異なることがよくあります。
ですので、試験に挑む際は、以下のことを意識してください。
・自己評価を一切しない
自分の感覚に惑わされず、結果は試験が終わるまで考えないこと。
・目の前の事例に集中する
その事例の経営者に助言をするつもりで、全集中で取り組む。
・全力を出し切る
自分が持っている知識とスキルを信じて、最後まで諦めずに全力を出す。
■ 余談
余談ですが、2次試験終了後、抜け殻から復活した私は、再起を誓いました。
次の試験に向けた新しい計画を立て、参考書を買い、「スタディング」に申し込み、100%受かる状態で次の試験に挑むための勉強を開始しました。
でも、結局受かってた。
合格発表を見たのも、嫁に「一応発表見てみたら?可能性は0ではないんでしょ?」と言われたからです。
見たら受かっていたので、喜びのあまりタコ踊りをしました。
滑稽極まりないですね。
「自己評価の幻想」に勝手に惑わされていたバカな私です。
■ 最後に
ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!
中小企業診断士の二次試験は、メンタルの戦いでもあります。
自己評価に惑わされず、全力で挑むことが、合格へのカギです。
皆さんが力を発揮できるよう、応援しています!
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