わかりやすく伝える力はどの程度できて武器になるのか
※ひたすら自分のセカンドキャリアに向けて自省している極めてパーソナルな記録となります。もしお役に立つ部分が多少なりでもあれば幸いです。
わかりやすく伝えることが武器となる業種、職種はたくさんあります。
学校、大学、塾、予備校などの教育現場、映像コンテンツ、ビジネス書、記事、パンフレット、説明書、ブログ執筆などなど。特定の分野ですでに専門的に手掛けている方が多いと思います。私もテレビ番組制作に携わってきたので、この、わかりやすく、かつ面白く伝える、という努力に最も長い時間を費やしてきました。
わかりやすく伝えるという、この抽象的なスキルが武器になるには、いくつかのポイントがあると思います。
まず、誰のどんなゴールへの道をサポートすることができるか。
テレビ放送だとより幅広い年代に伝える、がゴールになるのでターゲットが絞りにくく、最終的には「中学生に分かるように」が合言葉になりがちです。
ただし今、中学生はほとんどテレビを見ません。コンテンツへの接触がパーソナルな体験となる今、届けたい層のペルソナを具体的に定め、その人たちのプラスの行動変容にどう貢献できるかがカギとなります。
もちろんそんなことは当然にやっているという媒体が多いと思います。デジタルコンテンツであれば視聴率よりも数字もはっきり出ますし、目的と効果が明確です。
一方のテレビ放送。朝夕の情報番組と違い、とくにニュース番組などはターゲットがはっきりしません。ニュース番組をわかりやすくを心がけて作っていました、と言っても採用担当者には訴求しないと思われます。この時点で、私の、わかりやすく伝える力、は武器にならないと判断せざるを得ません。
つまり、セカンドキャリアとして、記事執筆、ないし映像などのコンテンツ制作を個人事業で行うことを検討するとすれば、自分や家族など、身近に想像できるペルソナを想定し、その人が、いつ、どんなときにそのコンテンツを必要とするか場面を想定できて初めて出発点といえるかと思います。
さて、何か個人で発信するなら、自分と同じような苦労を次の若い世代のママたちにはしてほしくない、というのがモチベーションの根元にあります。
子育て、家事と仕事の両立、昇進の時期、転勤転職のタイミング、親の介護、夫との関係…
特に最近相談が多いのが、お子さんが発達障害の診断を受けたけど、どこの放課後等デイがいいかわからない、というもの。もしかしたらそういうニーズにこそヒントがあるのかもしれません。
個人的には、この世代はめちゃくちゃ忙しいので検索かけてるヒマもない。このブログ、と決めてブックマークしてもらえるようなワンストップのポータルが提供できるといいのかもしれません。
引き続き、セカンドキャリアと世の中のニーズのマッチを模索していきたいと思います。
あと362日。