スラッガー達の現在地 ヤクルト編
オールスター明け時点のセ・リーグのスラッガー達を各球団から3人ずつ選出し現在地を振り返る企画。
初回はセ・リーグ首位をひた走るスワローズのスラッガー達の今季の活躍をみていきたいと思う。
スワローズからは塩見泰隆外野手、山田哲人内野手、村上宗隆内野手のオールスター前を見ていきたいと思う。
1人目は塩見泰隆外野手。
塩見選手はここまでのシーズンをとても良い形で送れており、ヤクルトの独走に一役買う大活躍をしている。
コロナ感染明けこそ苦戦しているものの6.7月の活躍には目を見張るものがある。
打撃成績自体も昨年より向上しており、現時点で本塁打は12本と50試合以上残り試合がある中で昨年の14本に残り2本と迫っている。
課題であった三振の多さも現時点ではあるものの三振率は低下。課題を少しずつ克服している印象だ。
盗塁面に関しても22盗塁を記録しており昨年の記録を既に超え、現時点でセ・リーグ1位につけている。
出塁率、得点圏打率などは昨年に続き高い数値を維持しており、長打率においては5分近く上昇させており、1番打者としてはかなりの高数値。
今シーズンのセ・リーグでは最強のリードオフマンといっても過言ではないだろう。
塩見選手のこれからは三振率の課題を克服していけるのかということと、しっかりと伸ばせている打率、長打率を維持したまま活躍できるかに注目していきたい。
2人目は山田哲人内野手。
山田選手の今季はこれまでの山田選手を考えるとやや苦戦しているシーズンか、といった印象を受ける。
というのも現時点ではあるがほとんどの数値が昨年と比べて数字が落ちてしまっており、特に三振率なんかは昨年と比べて8分ほど上昇しており三振が増えてきているのが気になる。
ただこの結果は5.6月の打率が.226 .236とつまづいた為で7月は出場試合が少なくなってしまったが.308と夏男らしく気温の上昇と共に調子を取り戻しつつあり、5.6月も打率は低いながらも出塁率は3割をキープしており本塁打も5本ずつ記録。
これまでの山田選手からすると苦戦気味というだけで全体で見ればそこまで悪い数字とはなっていない。
ここからの終盤戦、さらに厳しい戦いとなっていく中で夏男がどれだけ活躍していけるかでセ・リーグでのヤクルトの立ち位置が決まってくるかもしれない。
キャプテンとして数々の選手に助言を送り力となる中で結果でも更にチームの勝利を後押ししていきたい。
3人目は村上宗隆内野手。
村上選手の今季の打撃は素晴らしい、素晴らしすぎるの一言に尽きる。
ほぼ全ての数字において圧倒的な数字を叩き出しており、先日は史上初の5打席連続ホームランを打ってみせた。
そのホームランの数字においては昨年岡本選手とホームラン王を獲得した39本に約50試合を残しながら並んでおり両リーグ1位のホームラン数を記録しており、バレンティン選手の持つ本塁打記録の更新をも期待させるペースだ。
打率も.321を記録。
大島選手、佐野選手、宮崎選手と強力なライバルがいるものの首位打者争いにしっかりと食らいついている。
出塁率の面でも.454を記録し、両リーグ通して圧倒的1位につけている。
昨年の記録と比較しても劣っている項目は特になく、ホームランバッターながら三振率も昨年と比べ低下しており弱点を克服できている。
昨年も優秀な成績を残していながらそれを更に超える成績を残し、5打席連続ホームランのような記録にも記憶にも残るスーパープレーを披露する大活躍ぶり。
8/1の阪神戦は完璧に阪神ムードだった中で3連発で試合を獲ってみせた。
村上選手がいればセ・リーグの優勝は間違いないと思わせてくれる最強の主砲のこれからの活躍に更に期待したい。
三冠王、そしてシーズン本塁打記録の更新で最高のシーズンにしてほしい。
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