女と男の世界【その2】 今の安定した生活、これから保障された生活を捨てても返さなければならない恩はある
今日お店に出ることは何を意味する?
これまでに築いた生活を捨てることになる
必死に築いた店長の生活を捨てることになる
店長の席はこの店に来るときに社長と約束した
この店の立て直しの見返りとして決めたこと
社長とした約束は夜のアルバイトはやめること
給料、待遇を破格で決めてあった
で、私は。部長をやめさせ、店長をやめさせ、
板長をやめさせ
自分で店長に席に着いた
此処にいる従業員総勢30人からの白い眼を背中に
受けてながら社長との約束を守った
この会社はここだけではない。
だから、本社は別なところにある
ただ、ここが会社の母体になっている
私が何をしたか?
部長も店長も板長も
私が、何故入ったかは理由は気付いていた
「あんたは社長の回し者だから怖い」
「どんなことも筒抜けになる」
「平和だったものが乱される」
「この人の前では社長の悪口は言えない」
こんなのは序の口だった
私が何を見ていたか?
1年かかった
そして、掴んだ。
動かない証拠を
此処では誰でもやっていた
私に見つからないようにやるようになっていた
私は考えた
これを盾に主だった人をやめさせることは何になるのかと
一番横領した人は3年で1千万だった
手口がわからなかった。
考えたら簡単だった
だから、誰も私を近づけなかった
1年もいれば、わかるようになった
そして順次、やめていった
店長にはみんなの前でガラス製の
灰皿を投げられ怪我をした
そこまで苦労したものを私はやめることになる
今日お店に行くということはそういうことだった
そして、もう一つの生活にも別れは来る。
ママに面会ができるようになって会いに行ったときに
「断ってくれてもよかったのよ」
と言われたが、
「あの時、ママは私を責めなかったじゃないですか
あの恩は忘れてはいないから」
私はここで大きな借りをつくっていた
誰も気づかなかったがママはしっていた。
あれだけのことを不問にしてもらって掴んだ
生活はいつか壊れていくものだとしみじみと
考えさせられました
ありがとうございました。
次からは楽しい男と女に遊びです
今日も終わりました、ゆっくりお休みください
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