【その17】女と男の世界、寒い中差し入れも営業です
新参者で素人の経営者。
パトロンは見当たらず、健気に頑張っている
なんて誰も信じてはいない
そこがいいのだ
道路の向こう側に占いの人がいる
この人の前にお客を居るのを見たことがない
私は占いは見てもらわない
一度見てもらった時から見てもらわない
もう一つは、私を占って貰った人がいた
「この人には近づくな、」
と言われたといってそれきり会わなくなった人がいた
理由も聞いた
当たっていたのかどうかはわからないが
その人にとってはその言葉が真実だったのだろう
それから個人的に人との接触はやめた
相手はある保険会社のトップセールスマンだった
全国でも名をはせていた女性だ
長年の交流よりも占いを信じた
それからずっと過ぎた時に知り合いに
やはりその団体では高名だという人に聞いたことがあった
当たらずとも遠からずだそうだった
占いとはそういうものだと言っていた
で、その寒くても立っている
占い師さんに温かい飲み物を差し入れする
私は変に親切なのだ
以前におまわりさんに差し入れをした
寒い中ネズミ捕りをしていたので
私は見ていた
どのようにして捕まえるのか?
職業とはいえ凄いのだ
逆に捕まった時に
「今日はついていなかったですね」と
言われたことがある
これが暮らすということだ
なんて思いながら、占い師さん相手に立っていた
で、見つけた。
今夜の大切な男の団体
男もどこに金を落としても同じだ
向こうから話しかけてきた
「ママ、俺を待っていてくれた?
「うん、待っていた!」
『あなたの財布の中身を!』
同時に心の声がした
今夜も目標に行くかな?
客引きは禁止とか聞いたことがある
偶然は仕方ない
占い師さんが笑っていた
さあ、仕事だ
こんなこともある
ありがとうございました
今夜もよい夢を見てお休みください
、
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