【EVE】番外編 貴方に抱かれる!!!
そうだ、どうしてこの男と私が
ここにいるかを説明しなければいけない
会うのは、初めて
話はした
この今の便利な電子機器で
この人の名前は言わないことするにする
で何をしているか?
仕事の話はやめよう、野暮なことだ
ただ、話をしてきて会いたくなった
この声に恋した
話し方、声の響きから人の心が見えたからだ
おとこを裸にした
照明は落としてある。
身体は私好みだった
ベットに倒されたときに感触は確かめてある
どうやって?
私も初心な女ではない
体を触ればわかる
で、見た
その中に見えたものは数多の
女を経験した証のものだった
電話で話したことがあった
「童貞ではないですよね?」
これは冗談半分、本音だ
この生の体が教えてくれたものは
見えない、
この体を通り過ぎて行った女たちへの嫉妬だった
で家で待つ女の存在だった
自分も男を知りすぎているのに身勝手な言い分だ
この男に会うことはこれっきりにしようと思った
私は本気になった自分を
この薄明かりに涙が落ちるのがわかった
男の指先が長い髪をかき上げうなじに唇を寄せてきていた
この髪は明日切ろう
この長い髪は男を寄せ付けなかった時間の長さだった
全てを失ってこれだけの時間が過ぎたのだった
私は何を期待したのだろう
男の指の動きに体を合わせられるということは
私もそれだけの男を知っていることなのだ
私は正直だ
心で笑った
言わなければわからない
私が、これまでどうやって男に抱かれたかなんて
でも男はそんなことは過去の出来事として
考えないのかもしれないが
昔、言われた
雪絵を抱くと男に嫉妬すると
ここまでの体に育て上げた男は自信を持っている
雪絵は俺からは離れないと
誰に抱かれても戻ってくると
俺が男に抱かれる歓びを教えたと
でも私は離れた
私は。その言葉を聞いた時にはなれようと決めた
それからこの髪の長さを生きてきた
「・・・・・、」
「何?」
「ううん、何でもない。」
この人のやさしさと心に
誠意をもって応えた
貴方を離したくない
そんな夢を見て知らん顔で
肩に歯をたたてみた
最後までお付き合いいただきありがとうございました