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俺も誰かと話したい 

俺も俺の気持ちのわかる仲間が欲しい
この家ではいつも一人だ

食うものには困らないが
俺の好物とは違う

もっと違うものがいいのに

ここの父ちゃん青果市場に行っているとかで
ニンジンをいっぱいもってくる
だから、俺はいつもニンジンばかりだ
たまには違うものが食べたいな

拓ちゃんは本当に何もしてくれない

してくれるには
朝、来て俺に言う
「うさこう、おはよう!
お腹はすいていないか?」

「お腹なんか、すくわけないよ!
毎日ニンジンばかりだよ」

拓ちゃんと言葉が通じるなら言いたい

母ちゃんが拓ちゃんに言う
「うさぎさんにお名前をつけてあげたら?」

「ううん、うさぎさんだから、うさこうでいいよ!」

「だ、そうだ」
「確かにな、俺はウサギだから、うさこうでもいいけど
もっと格好のいい名前がいいな!」

これで拓ちゃんは学校に行く

この後母ちゃんが俺の家の掃除をしてくれる
いつものように
母ちゃんが俺に言う

「あんたも可哀そうにね  いやでしょう?
拓ちゃんはなにもしてくれないもんね
期待はしないようにね

誰も拓ちゃんが、
あんたの面倒を見るなんて思っていないから」

この話で俺は今日も孤独な一日が始まる

ありがとうだざいました。
これは私がウサギさんの気持ちで書きました
今日もあと半分です
お気をつけてお過ごしください。



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雪絵
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