究極の思いで
スーパーにいったときに
サクランボの箱が山積みになっていた
1箱、100円?
考えられないお値段
いつもの好奇心で見ていたら
声がかかった
「買いますか?」
「何箱でもいいの?」
「早い者勝ちです」
聞いて楽しくなった
「じゃ、10箱でもいいの?」
で、私は買ってきた
サクランボの大箱10箱だ
1000円だ
この時の私は幸せだった
こんな幸せな買い物は
一度きりだった
でも、おいしかったな
あの思い出は
二度となかった
一生分、サクランボを食べた
このサクランボ
あの時に居合わせた人たちに
幸せを分け与えたのだ
楽しい、幸せな思い出でした