【散文】1月1日海に行く、あの海のにおいが暗示したものは
「海にいこう」という本をよんだことがありました
作家さんの名前もきちんとしたタイトルも忘れましたが
ラジオで流れていました
で、本を買って読みました
海に行こうと思っても時間がありませんでした
そんな1月1日突然に行くことになりました
さすが、1日なので車はすいていました
いるのですね、
私たちのように海を見ている人が
これまで1月1日は出かけませんでした
私にとっても共に来た人も
1年でゆっくり出来るのはこの日だけです
わざわざ、往復5時間はきついです
何を思ったか出かけました
勿論、お店らしいお店もお休みでした
この思い付きは私の運命を大きく分けました
2人で埠頭にたち海を見ました
考えてみたら、この人と
これだけの時間を仕事抜きで
出かけたのは初めてでした
ただ、海を眺めながら
不吉な予感がありました
それでも空は青く海も穏やかでした
今年1年の無事を祈りました
それからも胸のざわめきは
収まりませんでした
やはり起きました
9月23日秋分の日
考えもしないことが起きました
やはり、あれは予兆でした
あの海のうねりは
私の運命を飲み込んでいきました
あの海は教えてくれていたのです
わたしがこれから
どの方向に進むべきか
苦しみながら生きるか?
全ての欲望を捨てるか?
あのひの海は私に暗示したのです
1年後、13年間培ってきた仕事を離れました
今でも、あの海は
私の全身を包み込んでいます
ありがとうございます。
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